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『鎮魂』一巻 沈巍に夢中の趙雲瀾と沈巍の秘密 Part2

こんにちは。ふわちゃまるです。今日も『鎮魂』をネタバレ全開でご紹介していきます!沈巍に一目惚れした趙雲瀾が一喜一憂しているのが面白い、一巻後半です!

1. 沈巍に夢中の趙雲瀾

その後、大学教授の沈巍に一目惚れしちゃった趙雲瀾がどうしていたかというと、仕事そっちのけで猛攻撃しまくってた。絶対俺のこと好きになってくれるはず!って期待度が半端ない。
趙雲瀾はすんごい自信家なのよね、まぁ、見た目がいいから恋愛慣れしてるんだろうけど、前向きなのはいいことだ、少しもひるまないよ。

でもなぁ、やっとデートにこぎつけたのに思いっきりフラれるんだよね。「俺の勘違いだったのか? 俺のこと好きって態度でまくりだったじゃん!なんで?!」ってかなりしょぼくれる。ちょっといい気味って思ったのは私だけかしら…? 

でも、沈巍は「その気はない」って言いながらも胃痛で苦しむ趙雲瀾を完璧に介抱しちゃうんだよなぁ、ほーんと優しいんだよね、無鉄砲でだらしのない趙雲瀾が心配でしょうがないって感じ。
ちゃーんとお薬飲ませて、ご飯作って、お部屋もきれいにしてくれた… 
どうよ、こんな彼氏いたら私は絶対に手放さないだろうよ、ってそれは趙雲瀾も同じだったみたいだわ。

趙雲瀾は心が乱れて、たまらなくなっちゃって、「俺のこと好きじゃないって言ってよ、はっきり言ってよ!」って迫るんだよねぇ 
趙雲瀾はどうしようもないチャラ男なんだけど、沈巍に本気の恋をしてからどんどん変わるの。どうしようもなく焦がれて抜け出せなくなるんだ。
一巻だとまだまだって感じなんだけどね…

複雑なストーリーに「は?」となっても、二人の恋の行方がすんごい気になる構成なんだよね、作家の技量、恐るべし…

2. 沈巍の秘密 

趙雲瀾と沈巍の関係が一気に変わるのは第三部「山河錐」で雪山事件に遭遇したあたりからです。

一度はフラれた趙雲瀾だけど、この男はまったく気にしてないよ!
介抱してもらった夜から沈巍のことで頭はいっぱい、「俺のこと本当は好きでしょ?好きだよね?」ってさらにパワーアップして猛攻撃だ。
翻弄されっぱなしの沈巍がかわいくてつい読み進めちゃうんだよなぁ…

でもねぇ、能天気な趙雲瀾もだんだん気づくのよね。自分を拒絶したくせに、沈巍が渇望ともいえる視線を自分に向けていること、沈巍に見つめられると胸が締め付けられてだんだん耐えられなくなってくる。
 もう一度ちゃんと話がしたい…って沈巍に打ち明けた夜、趙雲瀾は酔った勢いで沈巍にキスするんだけど、逆に思いっきり沈巍に押し倒された。

沈巍ってね、趙雲瀾の前ではなーんかもじもじしているんだけど、自制心が決壊すると別人になっちゃうんだよね。腕力に自信がある趙雲瀾も全然敵わなかった~、というのもその後で気づくのよ、沈巍が斬魂使だってことに。

まぁ、読んでいれば沈巍が普通の人ではないなってのはすぐに気づくんだけど、斬魂使ってめちゃくちゃ畏怖された存在で黒いマントを頭から被って周りに黒い霧みたいなのをまとわせているから趙雲瀾は顔を知らなかったのよね。
でもなぁ、趙雲瀾としては沈巍と斬魂使が同一人物だと分かればもう「俺のこと好きになってよー」なんて礼儀知らずなことはできないからなぁ…
さてどうする?

一巻は沈巍と斬魂使が同一人物だとわかったところで終了です。
自分が夢中になっていた相手が斬魂使だなんて相当ショックだった思うよ… チャラ男だけどちょっとかわいそうになっちゃった。
続く二巻ではその後の趙雲瀾と沈巍の関係、新しく登場する「崑崙君」の存在をお話ししたいいと思います!


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