『天官賜福』仙楽トリオの友情復活！と慕情が大嫌いな花城　第124章～第127章

梅念卿さんによると君吾は銅炉山に逃げたらしい…　ということで銅炉山へ、再び！
今回の銅炉山は死闘確実だから無傷の武神が必要なんだけど…
権一真は黒水鬼域での戦闘で大負傷、今は引玉さんのご遺体と一緒に骨龍の中でリカバリー中。郎千秋は王都の陣形を守るために奮闘中、裴茗将軍は火の玉攻撃を受けて黒焦げだし、あれ？慕情と風信はどこ？
そういえばこの二人、天界を脱出してから行方知れずだったけど？

その時「私が行きます」って名乗り出たのは慕情だった。
えっ？慕情？！いたの？
絶対に仲良くする気のない梅念卿さんと花城が同時に嫌な顔をした！
二人とも慕情が嫌い…　ここは一致しちゃうとこ笑える。
「おまえ、何もしないで何してた？」って花城、慕情をガン見…怖いよ。
梅念卿さんも渋々だけど慕情を伴って4人で銅炉山に向かうことになったよ、仲良く、仲良くね…

慕情大っ嫌いの花城だけど、謝憐には別人か？ってくらい優しいのはいつものことで～、銅炉山に来てからもイチャイチャしっぱなしよ。

「三郎、うまく川が渡れなかった。心配かけてごめん」
「兄さん、俺が悪い。迎えに行くってちゃんと言わなかった」
「三郎、君は悪くないよ」
「今度からは俺が行くまで待ってて、危ないから」…ってもう、この二人、読んでて恥ずかしくなるくらいベッタベタ…　ずーっとこんな感じなの。

さすがに梅念卿さんも「いい加減にしなさい！殿下は一人で川を渡れます！」って怒ってた。
辛い過去を知っている私としては幸せな二人に心が温まるんで～　いいねっ

でもね、今回ばかりは死闘覚悟だから、花城も「謝憐が傷つくのは嫌だ」って本当の気持ちを吐露したよ。武器庫の武器が攻撃をしてきた時、「剣で自分を刺したりしないよ！」って笑う謝憐をぎゅーっと抱きしめて「そんな風に笑わないで。少しも面白くなんかないんだ、面白いことなんかじゃないんだ…」ってすんごく悲しそうだった。
花城がそこまで悲痛な声をあげることはなかったからね、謝憐もオロオロしながら反省してた。
大丈夫だよ、花城…　謝憐はもう自分を刺したりしないから～　がんばれ～　

ようやく烏庸国宮殿に到着した4人は風信が倒れているのを発見！
風信、生きてたのね！
でも、風信は慕情を見るなり俺を殴った！気絶させた！って言い張ってまた喧嘩だよ、この二人は本当に仲が悪い…
でもね、花城は二人のいざこざより、慕情に呪枷があるのを見て「お前は君吾の手先か？」って追求。ついでに800年前に謝憐から修行の地を奪ったことも暴露し始めた！

あぁ、そうだった…　800年前、30数名の意地悪神官たちが謝憐を虐めて修行の地から追い出したことあったね。花城はまだ鬼火だったけど謝憐と一緒に戦っていたから慕情の裏切りも知っている。
花城が天界に挑戦したときに戦った33人の神官たちってのはこの時の意地悪神官たちだよね？　やっぱり花城ボコってた～　
花城にとっては慕情もその一人だ、許すはずないな…

ということで、慕情はかなり厳しい状況に追い込まれた…
錯錯の問題、課せられた呪枷、修行の地を奪った事実まで重なって謝憐ですら信頼が揺らぎそうだ。
慕情への疑いが晴れないまま武器庫を脱出した四人だけど、待ち構えていたのは溶岩だったー　銅炉山、噴火中だから！

溶岩の川に阻まれて慕情は宙づり状態に…！！　当然、花城は慕情を救う気はないな、風信もどうだろう…　そうなると救出できるのは謝憐だけだ、でも命の危機に瀕した慕情の口から出たのは「殿下！俺を信じて！」だった。

あぁ、ここからは謝憐、風信、慕情の仙楽トリオの友情復活だよ！
私ね、この銅炉山に3人を集めたのは君吾の企みだったと思うの。仲たがいしたままにしようと画策したんじゃないの？慕情にいろんな疑いがかかるよう仕向けて不信感を煽った気がする。
でも皮肉だよね、3人が一緒に窮地に立ち向かうことで止まっていた友情が動き出したんだから！

「俺が嘘をつかないって知っているだろう！」命の危機に瀕しても謝憐に自分を信じてほしいと伝える慕情に、800年前のあの日、慕情にいっぱい泥をぶつけたことを思い出した謝憐、慕情を助けたよ！だって友達だから！
慕情、かわいかった。助けてもらったのに謝憐にいっぱい悪口言って、それでも「俺は殿下と友達になりたかったんだ！」って言ったの。
もう、慕情…　君はなんて不器用なんだ…　
謝憐は君が去ったときに「大切な友達が離れてしまった」って泣いたんだよ、ずっと、ずっと、友達だと思っていたよ。

殿下と友達になりたいなら素直に言えばいいんだ！ってお説教する風信に、殿下が盗みをしたって大騒ぎしたおまえが悪いんだ！と慕情…また喧嘩が始まった…　
なんかさぁ、仙楽トリオいいね。800年たって、ようやく3人の友情が戻った…なんかうれしい…
いいなぁ、男同士って…　いいねっ

でもって花城と梅念卿さんはどこに消えたのかしら…
さんらーん、どこーっ？