タイムスリップローテFOHおもしろデッキランキング(ぼく調べ)
みなさんこんにちは。
最近業務で理不尽な怒られが発生して「えぇ…?俺が悪いんか…?」となっているランクルスです。
さて、今期は「おもちゃ」が作りやすい環境でした。
なぜかと言うと、「構築ではとてもじゃないが使えなさそうだけど魅力的なカード」が多かったからです。
例えばこいつ。
こいつをランクマで見たことありますか?ぼくはありません。
「厄介だけど、出されてもまぁなんとかなるカード」なんですよねこいつ。
まぁ、使いたいカードがドラゴンで、しかもデカブツなら話は早いです。「ppブーストを無限にして、すごいターンで叩きつける」と言うデッキ方針が最初から固まっているので、デッキの30枚は決まったようなものなのです。
本当はティラノとジェネシスにも声をかけたかったが、ドラゴニックコールのサーチがブレるため泣く泣く採用圏外に。
回してみた感想としては、結構余裕を持ってコールを打てるため、逆にイランツァをピン採用くらいなら耐えるかもしれん。
あとはいろいろを詰めて完成。
作戦は単純で、すげー速さでハルクを叩きつける。
そうするとハルクが生き残るのでガブリエルをくっつけて勝ち!
ちなみに、このデッキのフィルレインだが、こいつは「顔採用」なので、本当に真剣に調整する気概がある人は別のカードを探した方が良い。
まぁ、マジでロクなカードがなかったのでこんなことになっていると言うことは察してくれるとありがたい。
ドラゴンといえば、もう1枚ランクマで見たことがないカードがある。
竜の財宝だ。正確には裏面(?)のドラゴンスフィアは10コスのアミュレットで、旧リーシェナの破壊2種類と合わせてシャドバのアミュレットの中で最大のコストだろう(たぶん)
こいつをどう使うかだが、1コスで設置して20のカウントダウンを地道に減らすのは流石に無茶があるので、「やはりランプ」と言うことになった。それはそう。
ただし少し制約があり、面を埋めたくないため、ナテラギミックは使用不可能だ。
あとはエンハンスで竜の財宝を置いたあと、残りのカウント8を早急に削りたい。また、守護はドラゴンスフィアでも変身しないため、自然にそれらを組み込めるとベストだ。
と言うわけで、ベースは機械となった。
いや、嵐鉄が強すぎるとも言う。3コストで4面展開ができるのは破格の性能と言わざるを得ない。機械を採用したことで、ローラが組み込めるようになった。10ppで嵐鉄+エンハローラ+プロマ×2、と動きながら嵐鉄とローラが進化して顔を詰めながらターン終了時変身という動きは、ゲームエンド級の破壊力があった。
また、ガリュウをエンハンスで投げたタイミングでスフィアを設置できると、金龍のバフと顔回復の恩恵を得た後に変身が誘発するテクい動きができて偉かった。
ドラゴンスフィアは、竜の財宝を置いてから2t後に変身という感じだったので、基本は爆速ppブーストから叩きつける感じで良い。
と、ここまでドラゴンで2種デッキができたが、思ったより勝率は良い。5戦やったら1回くらいは勝てるだろう。
もっと弱いカードを探してみよう。
ジャイアントマッチだ。というか、このカードは登場からスタン落ちまで、2ピックを含め1度もプレイしたことが無いという諸兄も珍しく無いだろう。
6コスで出して9コス以上のフォロワーを1枚サーチ、3という永遠より長いカウントダウンを頑張って割ると「次のターンの開始時に」手元の9コスト以上のフォロワーを全て(5枚)盤面に出せる。
バカの効果だ。全てにおいてやる気がない。
6Tで置いて、手札を吐き出せるのは10Tだ。
ドラゴンでppブーストを駆使すれば…!と思うかもしれないが、設置から4Tかかるのは本気で遅い。それを決めることができるくらいの速さでppブーストをできるのであれば、引いた高コストのフォロワーを叩きつけて勝てるはずだ。
と、言うわけでここはアミュレットの専門家、ビショップでデッキを組むことにする。
ビショップはなかなかの場持ちを誇るイミナを有しているため、6Tにそのままジャイアントマッチを割ることも不可能ではないだろう。
そう、ここまでは良いのだ。
ビショップクラスのカードで、今期使える9コスト以上のフォロワーは1枚も存在しない
と言うことを除けば、完璧な作戦と言える。
うっかり頓挫しかけたが、ニュートラルのカードも考えると2種類いた。
ぱおーんではないが。
(ちなみに、もう一種類はゼウス。隅々まで探したらサタンと新サタンもいた)
しかし、見たくないか?7Tにマンモスが3枚並ぶその勇姿を。
単にマンモスが並ぶだけではバニラ同然だが、我々には【力】がある。
がおーっ!でもないが。
こいつのファンファーレは実際強く、十分な横展開ができているなら常在効果と合わせて制圧力はなかなかのものだ。
その他アミュレットサポートや、生き延びるための除去、ドローソースを追加し、デッキが完成した!
なんだこれは…これはなに?
ここで、ギルドで起きていた定義問題を思い出した。
その内容は「面で戦うデッキ(ビートダウン)」とは何かということだった。デカブツや小粒を並べ、相手に処理を強要しながら戦う。
連携進化ロイはそれに当たるよね。じゃあ葬送ネクはミルティオ盤面がそれに近いから面で戦うデッキなのか?
侃侃諤諤の議論が交わされていた。
結論 めちゃくちゃ弱かった
そもそもマンモスはあらかじめ引き込んでおかねばならないが、マンモスはコンボが揃わないとガチのお荷物。
あと、このデッキは面で戦うデッキなので、「マンモスで殴る以外に相手の顔を詰める手段を用意していない(ムニャールもいます)」
道中生存のためにカムフェなどを使ったりするが、それはそれで盤面が埋まって苦しい…特に狂信の偶像が帰ってきた時が1番きつい…
そもそもコンボが決まらないのに、出したマンモスが普通に全滅するなど、課題は盛りだくさん。流石はバカのデッキだ。
まぁ、1発ネタとしてはかなり面白かった。
それはそれとしてマンモスに使った10500エーテルは返してほしい。
ところで、FOHの「顔」は誰かご存知だろうか。誰かわからない方はぜひお手持ちのアプリを開いてみてほしい。
そう。「ローフラッド」だ。もっといえば「真偽の逆転」こいつで勝ちたい。
というわけで組んでみた。蟷螂エルフだ。
蟷螂を隠れ蓑にしつつルーティングを重ねローフラッドにアクセス。審議の逆転を狙うというコンセプトだ。
結論から言うと、このデッキは3戦3勝0敗で解体となった。
蟷螂が強すぎた。
蟷螂に隠れてルーティング〜と言うコンセプトが誤っていた。1Tから融合を重ねると6T時点で蟷螂の攻撃は16。ローフラッドなど不要。スピアーエルフと入れ替えた方が賢明だ。
と言うわけで、真偽の逆転で勝つなら、意図的にデッキパワーを落とす必要がある。
何言ってんだコイツ?
ドローは回してローフラッドを確保しつつ、6Tまでそれなりに脅威を押し付け続けられるようなゲームプランが必要になる。
ドローとしての蟷螂はダメだ。勝ってしまう。
と言うわけで、進化エルフのベースにクラッシュインセクトを加えた形となった。
事前に4プレイできていれば5/5守護が1コスだ。ぶっちゃけ大変ではあるのだが、6Tまでしかゲームをしないなら問題ない。それなりにでかい守護が立つので、7Tまでの顔はそれなりに守られる。
それなりに安定してそれなりの体力を残した上で7Tローフラッドを置くことができるデッキに仕上がった。
ここで、とんでもない問題に直面することとなる。
真偽の逆転、弱すぎた。
考えてみてほしい。どうやって真偽の逆転の後にクオンに勝つのか?
帰ってくるハンドは15コスのクオンやスペブ0のルーニィ、相手はもちろんフルパワーだ。
真偽の逆転後、相手のハンドにリノセウスがたくさんあることがわかってそのまま投了したこともある。
あまりにも苦しい。
刺さるのはハデスネクロくらいでしょうか。相手の冥府を消滅しながら山にミルティオ、百鬼夜行、王墓を詰め込み、気合いでドローする。
1回だけ天使のカードを引き込んで勝てたので、これで終わりということにさせてください。
うん、もっとこう、「決まったら勝ち!」みたいなすごいやつがいい。
殺意が足りないのだ。
皆さんはもうお気づきだろう。
ぼくはまだ「あのカード」を紹介していない。
今期使えるカードで、おもちゃ、と聞いたら真っ先に思いつくであろう、あいつだ。
これは本当に令和のシャドウバースか?
流石にカードじゃねぇよ…
人生初異形も決めたところで
【暴走】する戦車・オルオーン に大トリを飾ってもらう。
このカードで勝つために、運以外でいちばん重要なこととはなんだろうか。
それは、相手の顔面を削っておくことだ。
次いで、相手の面を少なくしておくことだ。
欲が言えるのであれば、進化権を残しておけるとさらに都合が良い。
オルオーンは確かに運ゲーのカードだ。これは否定できない。しかし、「運ゲーの確率を高めること」はできる。
相手が1撃で仕留められる体力だったら?
更地にオルオーンを建てられる状況だったら?
オルオーンでリーサルを取れる確率は上がり、運ゲーは分の良い運ゲーとなる。
というわけで、デッキのベースはアグロ。
7Tまでしかゲームをするつもりがないので、アクセルは踏み込めるところまで踏み込みたい。
ロイヤルの今期はなんやかんやで恵まれており、連携軸、進化軸、これらをハイブリッドした軸も運用可能で、構築の自由度は高い。
しかし、このデッキには制約がある。「指揮官はオルオーンに絞りたい」ということだ。7Tには絶対にオルオーンを叩きつけたいため、ゲルトやもてなしなどの指揮官サーチを駆使して必ず手元にオルオーンは用意したい。他の指揮官を採用して事故が起こるようなことはあってはならない。
そうなると、アルヤスカもエミリアも使えなくなるため連携…ということになり、連携をベースにしばらく回してみたのだが、問題が浮上した。
カゲミツとフェイランの使い勝手が悪いのだ。
連携ロイヤルが連携10を達成するのはおおよそ6T。オルオーンを投げたい7Tにちょうどフェイランが降ってくる計算だ。
そこからオルオーンを投げても隣のフェイランが火力を吸う可能性があり、勝利の確率を下げてしまっている。
カゲミツの取り扱いも注意が必要で、7Tには蘇生しないようにしなくてはならない。さらに、カゲミツで進化数を稼いだとして、稼いだ進化数を受けられるフォロワーは採用されていない。また、オネストシーフなど、2/1のフォロワーも多く、序盤から顔を詰めるという気概をあまり感じない。
要は、連携も、進化も2いずれもコントロール寄りのテーマで、アグロではない。
そう、このデッキには【力】が足りないのだ。
ぼく「力があれば…」
???「力、それさえあれば。」
ぼく「誰かわからんけど助けて!」
???「仕方あるまい」
というわけで、レヴィオンと組むことになった。
改めて見返してみると、レヴィオンとオルオーンの相性はとても良い。まず語呂。
レヴィオンから1コス札を9枚採用しており、2Tに投げたい筆頭の黒豹とのかみ合いが良い。
また、ユリウスとエネス(エンハ3)は序盤で置けると結構な速さで顔を削ってくれる。アルベールと剣閃で6Tまでの削り性能もかなり高い。
そして、ジェノがいるのでepを1つ温存できる可能性もそれなりだ。
さらに特筆すべき点として、「レヴィオンという謎のデッキに偽装できる」という情報アドバンテージがある。
対面はほぼ100%レヴィオンデッキと戦ったことがない。そんな状況で、こちらのデッキにどのようなリーサルプランがあると想像するだろうか?
実はアルベールが分身すると7ppで8点になるという小テクがあったりするのだが、多くの人はアルベールのエンハンス9を思い浮かべるだろう。
「まぁ、エンハンス打たれても面が展開されるくらいだし、クイブレ剣閃とかのが警戒かな。何より相手のハンドは薄いし、ここを凌げばなんとかなる。」
そう思わせて、相手のガードを下げさせてこそオルオーンが輝く。
実際、レヴィオン側も最後のリーサル札が足りていなかったのだ。
お互いがお互いの弱点を補いあった、良いデッキになった。
流石に環境のロイヤルデッキには敵わないが、しっかりとオルオーンが強い、そんなデッキになり、かなり満足行く出来になった。
最後に、分身の術について記載して記事を終わりにする。
分身の術にはロマンがあり、最初は採用していた。
だがしかし、この盤面に分身は必要だろうか?
そう、分身の術は見た目は派手だが、あまり勝ちに寄与できない。
分身が使えるのは、ご覧のように9T。よくて8Tと、このデッキが想定するゲームレンジに噛み合わない。
噛み合うとすれば、7Tでの分身アルベールだが、それはこのデッキが想定する勝ち筋ではない。
そもそもアルベールが引けているのなら6Tで投げてしまいたい。7Tはオルオーンのためのターンなのだ。
そうなると、顔を削れない分身の術に強みはなく、採用枠も残らない。
デッキのオルオーンは5枚もあれば十分なので、もてなしを2枚。(ゲルトは確実にサーチできるわけではないし3ppが重いため不採用)
ペインレスは攻撃が1しかないので2枚に削った。たまにエンハンス5が偉い。
というわけで3×12+2×2のデッキリストになった。
我ながら綺麗なデッキリストだなぁと、感心するばかりだ。
おわりです。