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ライター必読書って実際どうなの?プロライターがお役立ち度を正直ジャッジ!Vol.1

フリーライターというものになって20年近くが経ちます。

途中で、有給休暇が恋しくなって出版社に入社したり、学生に戻りたくなって職業訓練校に通ったり、何年か寄り道はしましたが、まあ、ベテランライターのはしくれと言ってもいいんじゃないでしょうか。

そのわりに、ライター必読書と呼ばれるようなノウハウ本を読んだことがなかったなあ…

とふいに思い立って何冊かを読んでみました。
何らかの行動をして「へえ」とか「ほう」とか「ん?」とか感情を動かされると、それについて書きたくなるのがライターという生き物です。たぶん。

ということで、「ライター必読書」と呼ばれている本のお役立ち度を、プロのライター目線で忖度なしにジャッジしていこうと思います。


ライター必読書として大定番の1冊だけど…

第一弾として選んだ本は、多くのライターさんや編集者さんが「ライター必読!」「まずはこれ!」と推している『20歳の自分に受けさせたい文章講義』(古賀史健 著)です。

先に言っちゃいますが、

ライター初心者へのお役立ち度 ★☆☆
ステップアップを目指すライターへのお役立ち度 ★★★

だと感じました。

ちなみに、ライター未満の「文章は書けないけれど、ライターになりたい!」「文章が書けるようになりたい!」という人へのお役立ち度も★★★です。

ライター初心者はかえって文章が書けなくなるかも

著者は『嫌われる勇気』を共著した古賀史健さんで、ご自身が蓄積してきた「書く技術」をとてもわかりやすく、おしみなく教えてくれる1冊となっています。

にもかかわらず、ライター初心者へのお役立ち度を星1つにした理由は次の2点です。

  • 文章の書き方に特化している

  • ライター初心者は自分のスタイルがぐちゃぐちゃになる恐れがある

この『20歳の自分に受けさせたい文章講義』は、「ライターになるにはどうしたらいいか」「どうやってライターの仕事を獲得し、増やし、単価を上げられるか」といったことにはいっさい触れていません。

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