猫詐欺 (笑) に遭ったときのこと ③
ネズコ、なんと糖尿病でした。
保護した時には体重が2キロを切っていて、文字どおり骨皮筋子、
骨格標本に毛皮が巻きついているような状態でした。
お医者さんからは、あと数日遅かったら治療不能になったかもしれないと
言われました。
完治する可能性は低く、一生投薬が続きます。
保護してすぐ3日間の検査入院で7万強が飛び、自室に受け入れるための
ケージほか必需品を揃えるのにちょうど給付されたばかりの低額給付金が
スッカラカンになりました 💸🤣
命には代えられないし、助けることができて本当によかったと思ってます。
保護前日に、よたよたと歩き去っていったネズコの後姿を思い出すたびに
もう胸掻き毟りたくなるよ私 😢
ネズコと私の同居生活はそりゃあもう壮絶を極めました 😨
病気で食欲の鬼と化したネズコを、猫に戻すのに約1年。
その間、アタイ噛み傷だらけ 😓
隙があれば盗み食いをしようとするので本当に油断できませなんだ。
(基本的に人間大好きで文明生活にはすんなり馴染んだんですが、
食べ物が絡むと豹変する 💧)
獣医さんによれば、猫が糖尿病になってしまう原因として、人間の食べ物、
特にお菓子類を食べてしまったことが多いのだそう (月餅とかおはぎとか、
やけに具体的な例をあげてらっしゃったな)。
・・・ どうしても、どうっしても、誰かさんがカステラを与え続けたことと
無関係とは思えませんでした。
お医者さんも、「その可能性は否定できない」 と。
(私が毎日通っていた餌場にネズコがくることは滅多になく、私がこの子に
直接ごはんをあげたことも1年半の間に4~5回しかないくらいで、その間
ずっと毒にしかならないものを与えられていたのかと思うと・・・)
その後、Y さんが私にネズコのことを言ってくることはありませんでした。
私が彼女の顔を見たくなくて、極力会わないようにしていたこともあり
ますが。
それにしたって、自分が可愛がっていた猫の姿が見えなくなったら、どこへ
行ったのか心配になりませんか? 普通なら。
おそらく、私が保護したんだとわかっていたんでしょう。
それで彼女の中では、病み衰えた猫のことはなかったことになったん
でしょう。
「その人が可愛かったのは ”健康で手のかからない猫” だったんですよ」
と岩熊さんは言っていたけど、やっぱり私にはわからんニャ。
(まだまだつづく)