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赤い落下物

数日前の会社からの帰り道でのこと、いつものように自転車で走っていると、左腕に何かが当たった感覚が。
まさか虫!?と怯えながら当たった箇所に目をやると、何かつぶれたようなものが腕についていました。写真は少々時間が経過してから撮ったものなので乾燥気味になってますが、直後はもっと水分を含んでべちゃっとしてたのです。
何だろう?と考える私の頭上からヂュンヂュンと大量の鳥の鳴き声が。
鳥のフンか!えらいもん落とされてしまった!
そういえばしてたな、鳥の鳴き声。安全運転に集中してたから気に留めてなかったけど。うわーこれどうしよう、染みになるのかな…めちゃくちゃお気に入りってわけでもないけどそこそこお気に入りだったのに。それに野鳥のフンは菌がこわいからどのみち捨てないといけないかも…と悲しくなってしまいました。
フンの主の鳥の種類は分かりません。鳥の姿を遠目にしか見ていないし、そもそも鳥に詳しくないから見たところで分からないのです。
でもこのフンと思われるもの、ずいぶん赤くない?鳥のフンってこんなに赤いもんなの?もしかして血便!?
自分にフンを落としてった見知らぬ鳥の身が急に心配になって、信号待ちの間にスマホで調べてみました。
どうやら赤い実を食べると赤いフンになるらしいとのこと?
なんだよかった、と一安心。
もし病気だったとしても沢山いた鳥たちの中のどの子だったのか分からないからどうしようもないのですが。たとえ分かったとしてもどうしようもないですね。
服は残念だけど、本当にフンなら運がついたよねってことで、まあ結果オーライです。

そして帰宅後すぐに服に付いてる赤い落下物を取り除くと、あれ?全然染みになってない?
絶対赤く染まってしまっただろうと思ってたのに、白いままでした。よかったよ…。
せっかくまだ着られそうなんだしと軽くアルコール消毒したのち洗濯して、今も着ています。

それにしても鳥にフン落とされるなんて10年振りくらいじゃないかな。
赤いフンもあるんだとひとつまた勉強になった出来事でした。