俺の俺の俺の俺の話を聴けー!
こんにちは梓です。
昨日も逢いに来てくださった方ありがとう♥
昨日noteを書きながら気絶しており気が付くと朝でした。チュンチュン🐓
先日ね、上司が怒り狂いながら出社してきておはようより先に「聞いてくれー!」と言い出したんですよ。
出社前にとある格安チェーン店で朝定食を頼んで、出てきた定食がメニューの写真と全然違ったんですって。
写真ではハムが3枚映ってて、出てきたものにはハムが2枚載ってただけ。
上司は3度見して確認し、店員さんに「ハムが2枚しかないけどこれ合ってるんですか?」と訊いたところ「ハムは2枚です。」と真顔でそっけなく返事されたとのこと。
は、ハムで?
齢50目前にしてハム1枚ごときでそこまで怒りのボルテージを上げられるってすごいなと感心しながら話を聴いていたら、
ひととおり怒りをぶちまけ終わった上司はおもむろにパソコンのキーボードをバコバコ叩き出しました。
「え、まさか、嘘ですよね?」
上司は怒涛の怒りメールをチェーン店のお客様相談センターかなにか宛てに打ち始めたんですよ。
本日そちらのお店に伺いましたがメニューの写真と実物が全然違いました。
メニューではハムが3枚載っていましたが実際に出てきたものは2枚だけでした。
店員さんに聞いても「ハムは2枚です」と冷たく返されただけでした。
値段はメニュー通りなのに納得できません。
これは誇大広告ということでよろしいでしょうか?
こんな感じのネチネチしたメールを「送信じゃー!」と叫びながら送った上司を心の底から軽蔑しながら私は自分の仕事にとりかかりました。
今日のお話の論点はここからなのですが、その後すぐに某店からメールの返信があってですね。
ご指摘の件真に申し訳ございません。
従業員の教育により一層努力を努めます。
ささやかではございますがクーポンをうんぬんかんぬん
みたいな内容だったんですけどね。
私はこの返信内容にすごく感激してしまって。
何がすごいってこのメールの中にハムが2枚しかないという内容に一切触れてなかったんですよ。
一貫して従業員の態度についてのお詫びとそれについての今後の改善策についてだけしか書かれていなかったんですよ。
ちょっとすごくないですか?
上司が怒っていたのはハムが2枚しかなかったからではなく、従業員に冷たくされたからなんですよね。
怒りの本質はハムではない。
それを上司のメールから汲みとってきちんとそこにポイントを絞って謝罪を入れてきたことに凄く感動して感心してしまって、プロってすごいなと。
怒っている本人ですら何に対して怒っているか分かっていないことも沢山あると思うんですよ。
というか不満を言っている人の多くは、本当の不満は言っている内容ではなくもっと別のところにあると思うんですよね。
だから不満をぶちまけられたときにその言葉の内容を鵜呑みにするのではなく、怒りの背景にある本当の怒りに気付けるかどうかってことなんですよね。
これぞ「傾聴力」ではととても感心してしまいました。
誰かと一対一で会話するとき、その言葉の裏にある本意は何かを考えながら会話することってとても大事だなと改めて気づかされた出来事でした。
ちなみに上司はそのメールですっかりご機嫌を取り戻し今でも変わらず通い続けているっていう。
私もちょっとその某店のファンになってしまいました。
上司のことはそれ以来ますます軽蔑しています^^
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