自己犠牲的献身は強度の依存性の現れ
去る12/2(土)渋谷ユーロライブでラブレターズの単独ライブ『38』を観てきました。
今年のキングオブコント準決勝(配信)で見た2本が最高で…特に2日目は脳に通電しました。
ノリにノッてるときのラブレターズのネタって、心の中の「キ」「チ」「ガ」「イ」型の鋳型にアツアツの溶け鉄が流れ込んでいくように万感の思いになるんですよね。
溜口…パキッた人の役は病的に上手いし、ワガママな坊やが困ってるときの表情も凄いし、承認欲求と自己実現欲求に呑まれた弁者のはしゃぎっぷりはもはや鬼気迫る。
それでも感心みたいな方向には全く行かずにヒザ殴りながらバカ笑いできるから最高。
塚本のバリカンお母さんが息子に展開してたのは愛じゃなく依存性、甥っ子の演劇への本心を暴いた兄が持ってたのは思いやりじゃなく好奇心なところがアンコ詰まりすぎでした。
配信じゃなく直接観に行けるライブがほぼ完全に復活してきてうれしいです。