【感想】「写真とお金について」〜人柄写心家TSUGUさんとの対談動画〜
世には「人柄写心家」という肩書きがあるらしい。
彼のことを「人生を変える瞬間に立ち会うカメラマン」とも言う。
始まり
私が彼を知ったのは、いつのことだろう?
一時期、Facebookを離れていた時期があって、でもあるきっかけで、何となく再開することになり、ログインしてみたら、タイムラインはえらいことになっていた。
「ここはInstagramか?」と見まごうばかりの、写真、写真、写真。
それも、素敵な女性たちが、自分の写真をこれでもかとアップロードしている。
Facebookって、いつの間にこんなことになったんだろう?
しばらく注視していると、ある奇妙なことに気づいた。
たくさんの女性たちの写真のテイストが非常に似通っているのだ。
いや、写真に写っているロケーションや、女性たちの表情もさまざまなのだが、彼女たちがまとう空気に、統一感があるのだ。
まるで彼女たちだけが知っている秘密の共通言語で語り合っているために、会話に入っていけない。
自分だけが蚊帳の外、ならぬ「タイムラインの外」にいる傍観者であるかのような、気分にさせられた。
おかしい。
ここは自分のタイムラインのはずだ。何が起こっている?
彼女たちは、友達の友達なので、「ねえねえ、その写真どうしたの?」と訊いてまわるわけにもいかない。(そこまで私は図々しくない。むしろ人見知りである。)
そこで、しばらく眺めていた。結構長かった。
そんなある時、ふとリアル知人が、似たテイストの写真を投稿していて、そこに「人柄写心家・つぐさん」というカメラマンに、写真を撮ってもらった体験を書いていた。
「人柄写心家?何それ美味しいの?」
聞きなれない肩書きに、興味をそそられた。
検索して調べると、既に撮影申し込み日程が終わっていて、彼に撮影を依頼するのが非常に困難であることを知った。
その時から、何度か撮影を申し込むタイミングがあったのだが、いつも瞬殺。ずっと申し込めずにいた。
「きっと彼に写真を撮ってもらうのは、無理なんだ。
私なんて、容姿にも恵まれてないし、先方だってこんな私に依頼されても迷惑に違いない。」
などとずっと思っていた。
私の写心体験
ところが、ふとある時、流れてきた大阪開催の撮影会の申し込みフォームが目に留まった。
最初に、申し込みにトライするようになってから、おそらく1年は経っていたと思う。
「どうせ今回も無理だろうな」と思いながらも、ふとポチッとしたら、何と申し込めてしまった。
「え?」(絶句)
最初に思ったのは、「ヤバイ、ドウシヨウ・・・」
人は非常に焦ると、カタカナしか出てこないようだ。
そして、紆余曲折あって、「人柄写心家・つぐ」さんに撮影してもらったのが、この写真だ。
太っている。
美人でもない。
「写真は、修正で何とでもなる」と、以前聞いた誰かからの囁き。
私は写真はすべて見栄え良く、修正すればいいと思っていた。
逆を言えば、「私の写真は修正しなければ、とても見られたものでない」と思っていた。
しかし、このとき、彼に撮ってもらった写真は、まったく修正なしの撮って出し。
私は、撮影後すぐに、私のスマートフォンに送信してくれた「写心」たちを見て、涙を堪えるのに必死だった。
初めて、
「私は、修正なしで写真撮影してもらっていいんだ」
そして、
「私は、私のままでいていいんだ」
「私は、この『写心』を好きだと言っていいんだ」
と思い、私は何かに赦された気がしたのだ。
しかも、撮影前におっかなびっくり
「人柄写心家のつぐさんに写真を撮ってもらうことになった」
とエントリーしたところ、彼に写心を撮ってもらったことがある人たちはみんな、我が事のように喜んでくれて、「撮ってもらった写心をシェアするのを楽しみにしている」とコメントやメッセージをくれたり、撮影のための服やメイク、マインドやコンディションの整え方など、喜んでアドバイスをくれた。
私はそれを「祝福」だと思った。
撮影を迎えるまでに、実に多くの人の助けがあり、それだけでも感動していたのだが、撮影された「写心」を見て、自分で自分を赦すという、かつてない出来事の前に、こみ上げてくるものを抑えるのに、必死になってしまった。
それが私の「写心」体験。たった一度である。
しかし、確実に私は大きく変わった。
繰り返すが、たった一度。でも、強烈な体験だった。
一筋縄ではいかない。だから余計に気になる。
その体験から、彼が何を思って、どのようにして「人柄写心家」になっていったのか、自然と興味が湧いた。
私は溝口式分析学を看板にしていることもあるが、そもそもわからないもの、ミステリアスなものは、解明したい欲求が強いのだ。
彼が開催するビジネスセミナーや、ブランディングセミナーも受講した。
写心撮影に申し込めた時は、ちょうど彼のブランディングセミナーに受講している最中だった。
写心撮影が叶わないなら、先に彼の頭の中を知りたいと思い、変則的だとは思ったのだが、撮影より前にセミナーの受講をすることにしたのだ。
セミナーは、自分自身の学びにはなった。
しかし、どうも彼自身には届かない。
発せられる問いかけや、示唆は、当然彼自身の経験や知見によるものなんだろうが、うまくその辺りが昇華されて、切り離されている。
普通、セミナーや講演会では、スピーカーが自身の言葉に説得力を持たせたり、共感を誘うために、自分の体験を語る。
私が知る限り、彼は自身の体験談、昔話をすることがないように思う。(そんなに詳しく知っているわけではない。大阪弁で言うところの「知らんけど」というニュアンスで受け取ってほしい。)
そんなことを話さなくても、彼の言葉は、いとも簡単に周りの人々(特に女性が多い)の心を開き、ハッとさせ、スイッチを押してしまうのだ。
まあ、つらつら書いたが、私ごときが、そんな簡単に理解できる相手ではない。
そもそもが、一筋縄でいくような相手ではないのだ。笑
彼については、私が密かに、巫女×ライオン=卑弥呼なんじゃないかと思っている、ライター・あそゆかさんが、私の駄文よりもっと物凄い文章を書いているので、それを読んでほしい。
あそゆかさんも書いているが、「人柄写心家・つぐ」こと丸山嘉嗣さんは、彼を一度なりとも知った人間にとっては、非常に気になる存在なのである。
そんな彼、つぐさんと水野博文さんの対談動画「写真とお金について」が販売開始された。
水野さんは、つぐさんのFacebookでのシェアを通じて知り合った。
WEB制作会社の経営者だと思って、お近づきになったのだが、それだけではなく、プログラミングやシステム構築、コンサルティング、動画制作、写真家など、さまざまな顔を持つ水野さん。
私のいきなりのメッセージに、懇切丁寧に答えてくれ、こちらの曖昧模糊とした思いを汲み取り、非常にわかりやすく明解にアドバイスを返してくれる。
「この人にお願いしたら、その体験はきっと私自身にも大きな学びになる」と思った。
このような感じで、つぐさん経由で導かれるようにしてつながったご縁は非常に多い。
今回の「写真とお金について」では、インタビュアーを水野さんが務めている。
インタビュアーの水野さんが代表取締役である
「株式会社ヒーリングソリューションズ」
https://www.healing-solutions.jp/
私にとっては、非常に気になる存在であるお二方が、非常に気になるテーマでお話をしているのだから、「観ない」という選択肢はなかった。
今回の動画は、「こんなに見せてくれるの?」というぐらい、無料で視聴できる量がすごい。
無料部分でこんなに話しているなんて、じゃあ有料部分は?
この他にどんな隠し球があるの?
と思いながら、観続けたのはきっと私だけではないだろう。
「俺は・・・」
一人称で語るつぐさんを新鮮に思うのは私だけかもしれないが、一般公開動画を視聴しながら、「そう、これが観たかったんだよ」と思い、思わず座り直す。
時に雄弁に、時に朴訥と、言葉を慎重に選びながら、語る一人称。
そう思っていると、水野さんが思いがけない質問をぶっ込んで、一瞬言葉に詰まる一人称。
次第に、「もっとやれー!」と水野さんを応援しながら観てしまった。(何やそれ)
動画の無料部分を途中まで視聴したところで、勉強になるのと同時に、エンタメ的な意味合いで、面白くなってしまい、購入を決めた。
面白くて、笑いながら、学べるなんて、最高じゃないか。(私だけ?)
最後に
私は、フォトグラファーを目指しているわけではないし、普通に写真は撮るが、どちらかというと、撮影は他人に任せておきたいと思っている。
しかし、この動画を観たら、ぜひ自分の立場に置き換えて考えてみてほしい。
写真以外にも、自分が大事にしているもの、好きでかけがえのないもの、これが好きでどうしようもない、というものが、きっとみんなにはある。
もし今見つかっていないとしても、きっと自分の中にそれはある。
飽くなき渇望、好きを追求せずにはいられない、そんな感情と真摯に向き合い、大切にして、磨き上げ、ここまで育ててきた。
その宝石のような結晶が「写心」なんだろう。
きっと私たちにも、そんな宝石の原石がある。必ずある。
その原石を、彼はどんなに丹念に磨き上げてきたことか。
その一部が(きっとほんの一部だと思う)垣間見れるのが、この「写真とお金について」という動画だ。
私たちにも必ずある原石を、私たちはもっと繊細に扱い、もっと丹念に磨き上げなければならない。
その愛してやまない原石を、宝石とするために、私たちはつぐさんや水野さんの跡を追いかけていく。
それが、私のこの動画を観ての感想です。
とても、素敵な気づきを与えてくださってありがとうございます。
この動画の前には、「ありがとう」という言葉さえ、陳腐な気がします。
ぜひ、この動画を観てください。
そして、あなたの中にある原石に気づいて、今よりそれを大切に扱いましょう。
その原石こそが、あなたの魅力であり、才能であり、あなたが生まれてこれまで生きてきた証だと思うから。
もっとかっこよく言うと、それはあなたの生まれてきた意味、使命に等しい。
それが、「好き」を仕事にすることにつながると、私はこの動画を観て、信じることができました。
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