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日本古来からあった絞り出しの構造を現代に蘇らせて、お茶を美味しく淹れることができ、手入れが簡単な急須と茶器を作りました

日本茶、特に玉露などの茶葉を使う場合、「絞り出し」と呼ばれる方式で頂くのが最も美味しい、と言われてきました。

かつては多くの家庭にもあった「絞り出し」用の茶器と茶碗。いつしか失われた方式ですが、お茶の味を楽しむ人たちにとって、その香りや味を最大限に引き出すことができて、最も美味しくいただく最高の方法として、愛されてきました。

そこでこの「絞り出し」方式の良さを引き継ぎながら、現代の生活で使いやすい茶器として蘇らせたのが「新茶器」。

茶葉の美味しさを最大限に引き出してくれる優れた技法を、毎日の生活の中で扱いやすい道具として、良い素材と技法を使って美しい茶器にしました。

アールピースの矢島光がデザインし、茶葉の産地でもあり、その歴史の中で長く茶器を作り続けてきた滋賀県、甲賀の信楽焼の職人さんが、ひとつひとつ丁寧に作っています。

「絞り出し」の方式とは、玉露などの高級煎茶を楽しむための方法で、一般的な急須とは異なり、底の浅い専用の茶器を使う方法。低温度のわずかのお湯で抽出し、玉露椀とよばれる小さなお椀でいただくもの。お椀の底に少しだけ、濃厚な玉露の旨味を引き出すことができる、最高の方法と言われています。

この「絞り出し」方式の急須の良さを見直し、現代の食卓で、ゆっくりしたお茶のひとときを楽しんでいただけるようにデザインしたのが、この「新茶器」です。

小ぶりの急須にして、片手で安定して持つことが出来るよう、フチとフタの形状に工夫をしました。お湯を注いで、短時間でさっとお茶を抽出し、器に注ぐことができるため、茶葉の味を損なうことはありません。そして、金属やプラスチック製のフィルターを使わないため、お手入れがとても簡単にできることも大きな魅力です。

標準サイズの「KYU-SU HITORI」の容量は180cc。専用に用意した小さなお茶碗「KO CYA-WAN」をお使いいただければ、一度に二杯分のお茶を楽しむことができます。

茶器のサイズを小さくまとめたことで、置き場所も占有せず、ピクニックやご旅行にも持ってお出かけになり、いつもの美味しいお茶をいただくことができます。専用のお茶碗も内部に収納することができますから、アウトドアでの使用にも最適。

また、同じコンセプトを採用し、紅茶などでもご利用いただけるよう、大型サイズのポットも用意しました。一度に3人から4人のお茶を淹れることができ、紅茶、ハーブティーにもご利用いただくことができます。

これまでお茶を入れるのが面倒だからと、ティーバッグや粉状のインスタント式緑茶をお使いだった方へ。茶葉から煎れるお茶の美味しさを再発見していただくのに、ちょうど良い道具、新しい茶器ができました。お茶の味と香りを楽しむ、ちょっとひと息つく時間を、あなたの大切な方にも。贈り物にも最適なアイテムです。

詳しい情報と購入はAssistOnのサイトから 「新茶器」→