尻取り日記「か」カット
切ることを「カット」する、そう呼称します。
僕自身、活字では「斬る」を好んで使います。
ええ、斬る文字の意味合いそのものを体感するからです。
肘打ちでカットする際、当事者の斬った選手が一番近くで
目視することが出来ます。
逆の場合はそれが出来ませんが、加害者側に立つ際、
その一部始終を目にすることが出来ます。
肘の骨先端の痛覚がまず先に、というよりは同時に熱を
その先端の骨が感じ取ります。
攻撃された側ばかりではなく、勿論、攻撃した側にも
痛覚はあります。
ローキックで倒す場合、脛の骨が手応えでそれを分らせて
くれます。
蹴りだから足応えとでもいえばよいのでしょうか。
重く鈍い感覚があります。
僕の場合、パンチは終わって気がついたら痛い感覚しか
味わったことがありませんが、蹴りや肘はそういう感覚
です。
その次の瞬間、一部始終と記したからには間違いありません。
肉が裂けて、剥き出すその瞬間を目の前で目視します。
ええ、剥き出るのです。
外からではなく、内側からです。
疑問に思う方もいるでしょう。
だって、打撃は外からです。
肘打ちの場合、当然刃物ではないので外からの衝撃的な
圧によって、圧迫された血管や肉が、それによって弾き出される
のでしょう。
その瞬間がずっと疑問でした。
そして、その自分が出した答えで納得するのです。
斬った瞬間、それで試合が終わるか否かは分かります。
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100戦してこれまでの減量や試合にまつわる客席からは 感じることのできないことなどを 綴れたらなと思います。 なんの参考にはならないけれ…
これがなんのことやらか、ようやく 理解しました。 どうもです。 頑張ってホームラン打とうと 思います。