映画な話「冷たい熱帯魚」

衝撃でした。
どちらもです。

何回も観ています。
昨今、監督の性差別などで昨日そのものが否定されているのを
目にしますが、僕はこの作品をよく、人に勧めます。


実際の事件もそうですが、監督の不祥事云云も、です。
この作品の前のそれも、後のも観たりはしていました。
散散持て囃しておいて、いざ問題が起ころうものなら急に
批判する方は嫌いです。
絶賛していた癖に、急に
「この監督の作品で面白いと思ったことは一度もない」
と言い出す人も同様です。
そういう人はきっと、絶賛されていた時には然も理解者面して
絶賛していたのでしょう。

騒動前に過去の作品を観て、何が面白いのか分からない作品がいくつか
ありました。
なのでその時は、絶賛している芸能人のコメントを読んで、
自分に見る目がなく、その面白さに気づけていないのだなと不安に
なりました。

でも、反対側の自分もいて、絶賛する側にはそうやって気を使わなくては
ならない、表に出せない事情があるのだろうなとも考えていました。
既に誰がしかが考えたコピーが既に用意されていて、それを
金銭でやりくりしているのだろうかなどと考えたりもします。
僕ごときですら、２０代前半に試写会に招待されて一つも面白くない
作品を絶賛して紙面を飾ったことがあります。
試写会後、場所を移して幾つか口にした文言を広告の売り文句にして
新聞の広告に掲載されたことがあります。
そんなことがあったので、報道で芸能人始めとする著名人が勧めている
何某かを求めたりはしません。


観た過去の作品名など出しませんが、でも、どう見ても面白いと
思えないのが幾つかあるのです。
なので、全ての作品は観ていません。
でも、この作品は好きです。
狂気じみていて、それはモデルとなった事件もそうでしょうし、
でも、この作品でもそう思います。

人の不幸が好きな訳ではありません。