八千代台

３０年近く前、利用していました。
３３年前までは、ほぼ地元といっていいほど足を運び、
少し離れた恒例の行動範囲でした。

駅前のユアエルムの１階の成果店で母はパートとして
働いていました。

本屋もスポーツ店も、スポーツ店は徐徐にもっといい用品を
求めて地元から離れていくのですが、でも、色色と少しずつ
離れていったのは変えようのない事実です。

週末になると、ユアエルムの屋上で芸能人が着てサイン会を
行う催しが恒例でした。
今もあるのでしょうか。

誰を見に行ったでしょう。
色色な方が着ました。


１０００円分のレシートを持っていくと歌の後にサイン会で
サインが貰えます。
ええ、でも僕は小学生の頃から実情を知っていました。
芸能人のサインは本人が書いていないということを。

母の働く１階の青果店駐車場から芸能人は来店し、その中の
１室で出番を待ちます。
サインは事前にアルバイトらが作業の一環として書くのだと
いうことを知っていました。
同級生等には信じてもらえませんでしたが。

なので、サインは持っていたことがなくすぐに捨てるのですが、
握手をしてもらった後にもらえるので、握手目的で並びました。

４年生だったでしょうか、でも、知っていたので本物のサインが
欲しくて
「ここに書いてください。」
Tシャツの裾を伸ばしてペンを出しました。


「ごめんな、出来ねぇんだよ。」


みなさんよく知る声で、ビートたけしは云いました。
ちょっとした会話が出来た事がとても嬉しく思いました。
サインは捨てましたが。