偽善者

減り下って自らをそう揶揄している訳ではありません。
事実、そうだと思うのです。

自分可愛さ、そういってしまえばそうだと思います。

見た目薄汚い男だと思いますが、そこは客観的な話ではないので
ご容赦ください。


21歳になって、船橋に引っ越してきました。
国立競技場や後楽園ホールに向かう際、一度乗り換えるのが
面倒臭かったからです。
JRではなく、国鉄と呼ばれた時代からです。

翌年、パグ犬ムンクを飼いました。
猫を飼いたいと思ったことはありません。
一度もありません。

パグ犬ムンクを飼うようになって気づきます。
船橋は、捨て猫を異常に見かけるのです。
時期により、犬の散歩コースに捨ててあるのを頻繁に見かけます。

拾ってはファンの娘に里親になってもらったり、猫好きの
ライターや知人に里親になってもらったり、その知人に
なってもらったりしてきました。
見つからなければ、ダンボール敷いて座り、そして
「子猫差し上げます」
そう記したダンボールを立てて、縁日で道端に座っていました。

ええ、偽善者だからです。

勿論、目が開かなければペットの病院に連れていき、治療をして
薬をもらいます。
自分の目ヤニで目が開かなくなった猫は、母親が舐めてくれないと
目が開かなくなり、失明するのだといいます。


そして哺乳瓶とミルクを買って、里親が見つかるとそれごと
差し上げるのが僕の偽善ルールです。
これまでどれくらい拾ったでしょうか、それまで30匹近くは
そうしてきました。

その全てを里親が見つかるまで、ベビーローションを
染み込ませたティッシュで各各の膀胱と肛門を刺激してあげます。
目の見えない赤ん坊は、母親が舐めてくれないと排尿が出来ません。
そんなそれまででした。

16年前、父子家庭になりました。
小学1年生の息子と2人暮らしが始まりました。
2年生になって、2匹目のパグ犬エルビスの散歩中に近所で
捨て猫に遭遇します。

ダンボールの中には6匹の歩けない子猫が入っていました。
馬鹿な人間です。
自らの住所が記された伝票が貼ったままのダンボールで捨てたから
です。
「うちじゃない。」
そうは云うものの、猫を飼っているのです。

でも、押し付けたところでどうせまた、捨てられてしまうのだろう
そう思い、引き取りました。
1匹だけ貰い手が見つかりました。

知人との交流は断っていた頃でしたので、心当たりがありません
でした。
「うちで飼おうよ。」
息子が云いました。

父子家庭で淋しい想いもさせてしまっている為、仕方ないかなと思い、
5匹飼うことにしました。

5匹のミルクと、あげている最中、とにかく急かして鳴く空腹の
猫さんらの鳴き声、鼓膜に貼りつています。
そして、5匹とも前述通り、ベビーローションを浸したティッシュで
陰部を軽く叩き排尿排便を促します。
散歩はありませんが前述したそれらが大変でした。

警備で深夜、路上に立っていると携帯が鳴り、2年生の息子から
猫が鳴いているからと報告を受け、夜明けを急かしたことも幾度も
あります。

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660字
特にお得なことはないかもですが、でも、僕が 思うこと、感じたことなどを日日綴ります。

100戦してこれまでの減量や試合にまつわる客席からは 感じることのできないことなどを 綴れたらなと思います。 なんの参考にはならないけれ…

これがなんのことやらか、ようやく 理解しました。 どうもです。 頑張ってホームラン打とうと 思います。