富士山往復5
本厚木のネットカフェで早朝に眼を覚まし、
なんなら陽が昇る前から走り出し、少しでも早い時間に
次の目的地に着けるよう心がけるのですが、でも、
明るいうちに都内に入れることは間違いないから、なら、
そんなに焦らなくても急がなくても、という反対側からの
自分も、自らの中で出没してきて厄介な出来事を今回も。
6時に起きて、半過ぎ店を出ます。
駅前を歩きながら喫茶店を見つけました。
店名も雰囲気もよさ気な店なので、一杯飲もうと入り口に、
でも、早朝だということを思い出して、断念します。
この辺の感覚はもう完全に壊れてしまっているのです。
海老名に向かいながら、往路で真っ暗な道を思い出し、
でも、その時に確認出来ない起きている景色を見ながら、
人の流れを眼にして、静岡県警同様にそこに住む人らの
気持ちを想像しながら走り始めます。
どのコンビニで休憩しようか、でも、少しでも前へという感覚は
行きも帰りも変わりません。
10時には横浜市に入り、その後少しして東京都に入りました。
「偽物かよ」
心で吐き捨てて、東京都だけを見て早とちりしていた自分を
罵倒しました。
町田市に他意は全くありません。
しかし、富士山までの行きでもそうなのですが、ようやく
神奈川県に入ったというのに、また東京に逆戻りした感が
どうにも嫌で毎回吐き捨ててきました。
復路は逆で、ぬか喜びしたらまた神奈川に戻るのです。
分かってはいるのです。
多摩川越えてからがいよいよ東京ということくらい理解して
いるのです。
きっと、ぬか喜びした自分に対しての罵倒と思います。
子供の頃よくやった10回クイズで、引っかからないと
覚悟して臨んだにも拘らず、見事に引っかかってしまった
自分が悔しいというだけと同じことなのです。
道がわからなくなると、時折振り返ります。
「ああ、この辺か」
逆走は初めてですが、行きはこれまで5回走っています。
振り返って行きの景色を見てどの辺かを確認するという
ことを今回幾度も幾度も行いました。
ここから先は
キックボクサーな日常と、立嶋な日常
100戦してこれまでの減量や試合にまつわる客席からは 感じることのできないことなどを 綴れたらなと思います。 なんの参考にはならないけれ…
これがなんのことやらか、ようやく 理解しました。 どうもです。 頑張ってホームラン打とうと 思います。