映画な話 「スタンド・バイ・ミー」
大好きです。
1番多く見ている作品の1つです。
その中でも1番と思います。
小説家が小説家を描く、恰好いいなと思っていました。
でも、それはキックボクサーがキックボクシングについての
物語を記すようなものな訳で、そう考えるとそこまで
見上げるものではないのかなと設定については思いますが、
でも、内容が堪りません。
アメリカでは1986年、日本では翌年の1987年春に
公開されます。
名前は知っていましたが、中学生の頃は違う映画に夢中でした。
翌年タイへ渡り、現地で色色なテープを路上で買いました。
当時の洋楽、昔の洋楽、色色です。
誰が唄っているかなんて知りません。
耳にしたことがある曲や、新しい聴き心地を求めて買いました。
路上のそれは店内で買うそれらに比べて驚く程安いそれです。
「海賊版」、「バッタもん」。
様様な呼称の仕方がありますが、それらです。
そんな商売が平気でまかり通っていました。
オールディーズという括りの古い洋楽が好きでした。
CMや、どこかでワンフレーズだけ聴いたことのあるような
曲を探すことに夢中になっていました。
帰国後、この作品を観ます。
この曲も勿論、大好きです。
この曲を知っている人類の殆どがそうでしょうが。
時代をいくつも乗り越えて、まだこびりついたそれは
剥がれ落ちません。
当時15歳でした。
そのくらいの年齢の子供から思うと、中年が幼き頃を懐かしむ
作品に感じるのでしょうが、僕はそんな世代に憧れた15歳でした。
僕が生まれる前の時代の幼少期を振り返って物語は進みます。
生まれていないからその時代に生きている世代がとても
羨ましく思えました。
主題歌、ベン・E・キングの「Stand・by・me」や他色色。
ジュークボックスで何度も何度もかけました。
それが1番とは云い切れませんが、でも、1・2を争うそれです。
サントラも買いました。
嘘です。
借りて、デープにダビングして、何度も何度も聴きました。
ジュークボックスがあると、100円玉を入れて聴いて
いました。
過去に想いを馳せる、現代から物語は始まります。
車の中で新聞を読み、クリスが亡くなったという記事を読むのです。
その前に、クリスが誰だかさっぱり分かりません。
これがなんのことやらか、ようやく 理解しました。 どうもです。 頑張ってホームラン打とうと 思います。