41戦目1995年9月29日
1991年1月のガイスィット戦の時に記した通り、
彼が新人の頃に、存在を知っていました。
こいつは絶対に上がって来るな、そう思って彼の
スパーリングを少し見ただけで感じたのです。
嫌だったのです。
自分よりも身長、リーチがあって気持ちで戦う
同じタイプというのはあわよくば自分の存在を
消される感を十分に秘めていて嫌な存在でした。
実際その後、そんな危険性を感じさせる試合を
しながら上がってくるのです。
いつか、やることになると19歳の頃に思ったの
ですが、それがついに実現することになりました。
夏に妙高で山を走りこみ、この試合に備えました。
うんざりするほどの坂道です。
身体ではなく気持ちを鍛えるために走りました。
この延藤戦は僕を語るうえで他の幾つかの試合と
同様、欠かせない試合の1つです。
印象に残る試合でこの試合を上げる人も多いのでは
ないでしょうか。
それは僕という選手の紆余曲折、そして、延藤直樹の
存在感が見事にぶつかったからではないでしょうか。
その証拠に後楽園ホールは入り過ぎて酷い状態でした。
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980字
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これがなんのことやらか、ようやく 理解しました。 どうもです。 頑張ってホームラン打とうと 思います。