漫画な話 「リアル」

小学校卒業したばかりの彼がこのジムを訪れたのは
2年前の3月になります。


よく覚えています。


「プロになりたいです。」

一緒に着たお父さんにそう云わされたのかなとも想いましたが
意気込むのは自由です。
地元の中学1年生も2人入会しました。

中学1年生3人になりましたが、目標が違うので同じことを
求めないできました。


その子は電車に乗って違う市からやってきます。
「プロになりたいなら、練習前に会長と同じ距離走ろうな。」
そういって、3駅分の距離往復を命じました。

以来ずっとその距離を。
あとから入会した近所の中1の2名はその半分程度の距離を。
でも、それでいいのです。


そうこうしているうちに物申すようになります。
大人でもよくあります。
ただのヤキモチです。

夏休み、スカイツリーまで一緒に走ることにしました。

「彼ばかりずるい。」

なので、全員で走りました。



すぐ近くなのに2週間に1度くらいしか来ないけれど
特別なことをすると参加したがります。
ちょっとそれが僕には面倒でした。


結局飽きてやめるであろう子に対して、頑張りたい子と
同じ熱量で同じ指導を求められても出来ません。


結果、退会したのでよいのですが、息子に話した時のように
その子にも色色話しました。

僕の想うこと、思ってきたこと等等。
僕が正しいといいたいわけではなく、でも、思春期の子に対する
接し方はそれで正しかったと思います。



漫画についてもそうです。
以前ここに記した「スラムダンク」についても同じ様に
話しましたし、他の漫画やスポーツなどに対しても以下同文です。



スラムダンクを全巻手に入れたというので、それを読み終えたら
貸してあげるという話をしました。




2001年、29歳の秋に「ざまぁみろ!」を出版しました。
4年くらいかけて記したでしょうか。
恥ずかしいくらい下手糞な文章です。
パソコンで打つのが主流になりかけていた時代に手書きで
原稿用紙700枚ほど綴りました。


書店に平積みされた書籍を眺めて、偉そうな気分になった
ことを思い出します。
平積みされた書籍や新刊の漫画の単行本が並んでいて、
近くに「リアル」1巻があったのを覚えています。


連載の存在をそれで知った僕は、それをきっかけに購入し、
以降集めていくことになります。
宮本武蔵の「バガボンド」と並行して連載していた分、
いつ掲載されるのかを気にする日日でした。


1年に1巻、発売される感覚です。
なので、3・4ヶ月に1話といった間隔でしょうか。

車椅子バスケという扱いづらいというかデリケートな話題と
いうのもあると思います。
とにかく遅い進行です。



内容は重いけど、面白いのです。
気持ちの腰据えて読むという感覚です。
29歳だった僕も52歳になりました。


連載開始の頃はガラケーでしたが、今はスマートフォンが
主流です。
それだけではありませんが、そういった時代の象徴というか
生活必需品の其其が当たり前のように変わって、軌道修正した
部分も多いと思います。


分かりやすくいうと、ちょっとした言葉遣いや、服装髪型等等。
勿論、それだけではないでしょう。
ルールであったり、他にも。

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映画な話

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映画やドラマなどを観た感想を 自分の視点で記します。

これがなんのことやらか、ようやく 理解しました。 どうもです。 頑張ってホームラン打とうと 思います。