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仕事の勉強 (船橋競馬場、裏から観戦)

裏口から厩舎に入り、馬の出入り付近で僕の競馬見学が
始まりました。
写真はパドックを見に一度スタンドに出た時のものですが、
下記ある通り、殆ど裏側にいました。
「船橋競馬場」
高速道路の向こう側すぐにあります。
すぐ近所ではありますが、高速道路向こうには中中足を運ぶ
ことがありません。


先月、雨の船橋開催日に足を運んだ時はお年寄りになった
気分でした。
中がもう、ハイカラで。
モダンな作りになっていました。

久しぶりに入るそこは、とても綺麗になった中は好きな部分すら
失くなっていました。
アメ横っぽい明るいうちから呑んだくれの集う呑み屋の様な
雰囲気が好きでした。
そういった店、まだあるのかもしれませんが、昨日見た感じでは
完全に若者向けの雰囲気を出した風景でした。

若いカップルがデート感覚で立ち寄れる雰囲気、大事です。
キックボクシングが野蛮な輩しか来ない時代にそこを考えて
発言してきた側です。
「それは書けないよ。」
いつも咎められてきましたが。
ギャンブラーから品定めされるだけのライトに照らされて毛艶が
反射するパドックでの馬体、美しさを覚えます。


落ちている小銭を懸命に探すホームレス、小便を漏らしたまま徘徊する
初老、僕がリハビリの合間に通っていたナイター前の平日昼間開催の
船橋競馬場はそんな場所でした。
30年前から船橋に住んでいますが競馬場には交通事故に遭うまでは
入ったことがありませんでした。
20年ちょっと前、30歳を過ぎて初めて見た光景が数行上のそれです。

いざ入ってみたら前述した通りの模様で、なので、大井の様に
夜の競馬開催になればいいのにと思っていました。



トゥインクルレースを知ったのは15歳の頃になります。
中学卒業して高校進学せず、短期でキックボクシングの本場タイに
渡りました。
中学生の頃から読んでいたモーニングをタイで購入し、繰り返し繰り返し
読んでいました。
課長島耕作やクッキングパパ、ギャンブルレーサーなどが好きでした。
ギャンブルレーサー
は競輪の選手の話で、元選手だかが内側を描いた
ギャグ漫画の部類になると思います。
モーニング、人気のない青年紙でしたがその頃にドラマ化された
つよししっかりしなさいだけ人気あったと思います。
元SMAPでレーサーの森氏主演でした。
モーニングはその当時から好きで、読んでいましたが、
でも、未だに競輪や競艇はやったことも見に行ったことも
ありません。
オートの時の様に、競馬の時の様にいつか勉強しに足を運びたいなと
思います。
何の役に立たない勉強なのかもしれません。
否、その様なことは絶対にないと思うのですが、まず、知らないできて
しまったことの勉強と考えます。
「わたせせいぞう」のハートカクテルも連載されていました。
わたせせいぞうがまた、ロマンチックな絵を描いて心をくすぐるのです。
その絵心やストーリーにどれだけ憧れたかしれません。
所詮汗臭い、人気のないキックボクサーの端くれの癖に憧れることが
見当違いなのに勝手に夢見ていました。

イラストを漫画にした数ページのみの、でも全てカラーで描かれた
それは中学生だった僕にはとてもお洒落に思えました。
タイで読んだその号にトゥインクルレースの回が掲載されていて、
夜の競馬がとてもお洒落に描かれていました。
色といいストーリーといい、お洒落な作品なので、なので
子供心にとても惹かれました。
大井競馬場に足を運ぶまで、そこから十数年を要しますが。
高校生の頃にオグリキャップに惹かれ、21歳の頃から船橋に
住んでいるにも拘わらず、競馬にはハマらないできました。
先日、エッセイで記したのですが、初めて見たレースで目の前を通り
過ぎる馬の足音の轟音に惹かれて、なので、興味を持つように
なるのです。
ほどほどの、程度ですが。

長年減量をしてきました。
騎手も減量するといいます。
どんな減量をしているのか気になったことがないわけでは
ありません。


競馬の騎手でいうと、どのくらいの体重の下げ幅で、それをどうやって
落とすのかが昔から興味があります。
勿論、地方の騎手と中央の騎手によっても下げ幅や感覚は違うでしょう。
以前記したと思います。
交通事故に遭ってリハビリの期間、偶然入った店に石崎騎手親子が
食べていました。
ちゃんとした自己紹介もせずにいきなり懐に飛び込んだかのような
質問をしてしまったことに、吐いて空気が固くなって気づきました。


でも、会話の勉強になりました。



「船橋もトゥインクルレースの様なナイター競馬をすればいいのに。」


船橋競馬の話になると、知人にそんなことをよく口にしていました。
地方競馬は平日だけなので、平日の昼間は人が集まらず、なので、
施設内だけでなく、あらゆるところで規模が小さくなるのです。

数年前、船橋にもナイター競馬が始まることを知って嬉しくなりました。
いつか行こうと心に決めて、でも、足を運べずにきました。
冬場は馬が寒くて走れないのだと思います。
日中のレースに戻り、昔通りになります。
ナイター開催前の先月、指導の合間に足を運びました。
指導の予約が数時間空くので、行ってしまいました。
中がもう昔とは違って綺麗な設備になっていました。
ナイター効果でしょう。
パドックも2階のフロアから見下ろせた入りして、
野外に店も出ていて、よさげな雰囲気でした。

買う側の話になります。
本腰を入れて大金かけて買ったことはありません。
当てた配当で転がしたことは何回かある程度です。
競馬は馬の成績だけではなく、騎手で買います。

当然全然今の騎手を知りません。
なので、当たる気がしないですし、買う気になれません。
随分やっていない為に小銭程度賭けて1レース見て
ジムに戻りました。


そして昨日です。


厩舎側からレースを見させてもらいます。
馬券は買えませんが、それが目的ではありません。
全然構いません。
中央も地方も、今の騎手を知りません。
厩務員用のベンチから返し馬を終えた馬たちの呼吸を聞きながら
発走ゲート裏で眺めていました。
騎手と馬との会話を感じます。
騎手によって違うのでしょう。
声をかける、所作で示す、騎手其其です。
名前が思い出せませんが、ゲートに入る前、手を後ろに伸ばして
馬の背中を優しく何度も何度も優しく触る騎手の所作は、きっと
その方のルーティーンなのかな、だなんて思ったりして、
それが緊張感の中の僕の和みになりました。

少し前に引退されてしまいましたが、浦和競馬の繁田騎手の所作が
好きでした。
もう一度観たいとずっと思ってきたのに、見れずに終わったことを
悔やみます。


パドックから本馬場に出てきて、返し馬でまず、彼はゴールまで
ゆっくりと手綱を引きます。
そして、ゴール版の前で馬の耳元に顔を持っていき、何やら話しかける
のです。
僕が観に行くレースは大抵やっていたので、それが彼のルーティン
なのだと思います。
雨の日も風の日も、晴れた日も。


「いいかい?ここまで頑張って走るんだよ。」




心の中で、勝手にその会話を想像してきました。
そして、話しかけ終えた後に馬の首を横からポンポンと優しく
叩いて、そこから返し馬(レース前のウォーミングアップ)に
入るのです。
それを見るたびに和みました。
一緒に競馬に行った人、もしくは地方競馬が好きだと豪語する人、
その話をするんのですが、それすら見ていません。
勿体ないなとその度に思ってきました。



ただ馬を走らせるのではなく、騎手と馬との繋がりを感じることが
出来ることは見ている側にとって幸せで、そして、背中を撫でる
その所作もきっとその騎手のそれなのだろうなと思いながら
見ていました。


ガチャン。


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510字
特にお得なことはないかもですが、でも、僕が 思うこと、感じたことなどを日日綴ります。

100戦してこれまでの減量や試合にまつわる客席からは 感じることのできないことなどを 綴れたらなと思います。 なんの参考にはならないけれ…

これがなんのことやらか、ようやく 理解しました。 どうもです。 頑張ってホームラン打とうと 思います。