映画な話「どついたるねん」
阪本順治監督デビュー作です。
17歳の冬、原宿に作られた特設テントに向かいました。
劇場と呼ばれる映画館でのそれではありません。
産まれて初めて目にしました。
たった17年しか生きていない癖に、ええ、自分もそう
思います。
でも、そういう風に思える程衝撃でした。
「原宿にテント?」
そんな感じです。
30年以上前になりますが、でも、そういう衝撃度は
今だとしても同じと思います。
大検時代の予備校仲間井上ちゃんに誘われました。
特設テントが映画を放映される劇場です。
理由なんて知らなかったので、初めて経験するその場に
ただただ感動しました。
原作は知っています。
著者赤井英和の試合をリアルタイムで観戦したことは
ありませんが、でも、耳にしたことも紙面で名を見かけた
こともあります。
僕のボクシングの最初の英雄、ドナルド・カリーの
兄、ブルース・カリーに赤井英和は挑みました。
世界王座奪取はなりませんでしたが、でも、問題はその後
です。
再起して、世界再挑戦へと進める中で前哨戦でしょうか、
格下相手の消化試合と見られるそれで、KO敗けを喫します。
脳内出血の為、再起不能になるのですが一命をとりとめ、
でも、もう引退を余儀なくされます。
数年後、自伝「どついたるねん」を出版します。
これがなんのことやらか、ようやく 理解しました。 どうもです。 頑張ってホームラン打とうと 思います。