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No.5 年収1000万円の会社員の実態

SNSでよく「都内で年収1000万円じゃ生活できない」という投稿に対して「贅沢だ!」とか「生活費をもっと下げろ」というコメントのやり取りが見受けられます。
そんな主観的なものはさておき、年収1000万円がざっくりどんなもんなのかを紹介します。

手取り

ざっくりとした私の手取りですが
月手取り月45万円+ボーナス手取り45万×2
年間で630万円ほどになります。
※ふるさと納税や不動産の損益通算が混じってるので、給与のみの方とは若干差異があります。
手取り額だけでみるとまあ悪くないかなと思いますが、毎月税金と社会保険料で20万円前後払っていることになります。

税率はそんなに変わらない

所得税率のボリュームゾーンは10%から20%あたりでしょうか。
年収1000万だと累進課税で税率が上がりそうですが、実際の所得税率は23%程度なので、極端に税金が増えるという状況ではないです。
住民税も大体一律10%くらいで変わらないですね。

保育料が上がる

あまりスポットが当たらない保育園にかかる費用ですが、こちらも収入に応じて費用が算定されます。家族構成と子供の年齢によりますが、一番高いときは月8万円超とになりました。
認可外保育園の方が安かったりします。
受けられるサービスが同じなのに収入の多寡で保育料が算定されてしまうのは不公平な感じがするものの、8万円で9時から17時まで子供を見ててくれるのはとても助かるので複雑な気持ちです。

公共施策の恩恵は受けられない

所得の少ない人に対しての給付金や安い家賃の住宅に住めるなどの支援策はありますが、年収1000万円ぐらいの所得者には特にありません。(あるはずもないですね。)
最近所得制限が撤廃されましたが、児童手当も所得制限にかかって減額されたりしました。

育児休業給付金の割合が減る

2025年4月からは育休を取ると手取りが同額になる予定ですが、上限額は約31万円となるため、(31万÷52.5万)6割ぐらいの支給となります。
だいぶ手取りが減ってしまいますが、それでも育児に専念して月31万円受け取れるのは良い制度です。

まとめ

いかがでしたでしょうか。
年収1000万ならそれなりに毎月使えるお金はそれなりにあるので、毎日苦しい生活を送っているという感じではありません。とは言ったものの、天引きで支払う額の大きさやその他支払うものが増えたり、給付金を受け取れなかったりするので、そこまで余裕があるといった感じではないのも事実だと思います。
また、収入が低い方から見れば1000万円ももらって羨ましいと言う側面があるかもしれませんが、年収が高い分業務負荷が大きかったり、自分の時間が全く取れないなど、収入の高さにはそれなりの理由があります。
みんなが自分の生活と収入のバランスが取れて納得いく環境が作れると良いですね。

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