Shake Shack (SHAK) 株価分析と決算ハイライト:市場をリードするグルメバーガーチェーンの成長
Shake Shack (NYSE: SHAK) は、ニューヨークのマディソン・スクエア・パークから始まったグルメバーガーチェーンで、今や世界中で愛されています。
私も国際学会で訪れたアメリカの空港でShake Shackのハンバーガーを食べてファンになり、Shake Shackが日本に出店してからはよく訪れています。
Shake Shackは高品質な食材とカジュアルな雰囲気で人気を博しており、プレミアムファーストフード市場をリードする存在です。
本記事では、Shake Shackの最近の株価動向と2024年第2四半期決算について見ていきましょう。
最近の株価の動き
Shake Shack (SHAK) の株価は2024年に入ってから約48%の上昇を見せており、市場全体をアウトパフォームしています。
8月の2024年第2四半期決算発表後に株価は大幅に上昇し、105.68ドルの買いポイントを突破しました。
Shake Shackは、Meta Platforms (META) やTesla (TSLA) とともに、強力な成長株として市場で注目されています。
市場全体が持ち直す中で、Shake Shackは50日移動平均線を再び上回り、投資家にとって新たな買いポイントに到達しています。
2024年第2四半期決算のハイライトと解説
以下は、2024年第2四半期決算の重要ポイントです。
売上高: 3億1,650万ドル (前年同期比16.4%増加、市場予想3億1,420万ドル)
EPS: 0.27ドル(市場予想と一致 )
Shack売上高: 3億550万ドル (前年同期比16.7%増加)
システム全体の売上高: 4億8,370万ドル (前年同期比13.5%増加)
既存店売上高成長率: 前年同期比4.0%増加
レストランレベルの利益率: 22.0% (前年同期から100ベーシスポイント改善、2019年以来最高の四半期結果)
調整後EBITDA: 4,720万ドル (前年同期比27.4%増加)
営業利益: 1,080万ドル (前年同期の470万ドルから増加)
純利益: 1,040万ドル (前年同期の720万ドルから増加)
Shake Shackは、売上と利益の両面で強力な成長を遂げています。
2024年通期の売上高見通しを12億4,000万ドルから12億5,000万ドルへと、従来の12億2,000万ドルから12億5,000万ドルのレンジから下限を引き上げました 。(市場予想は12億4968万ドル)
Shake Shack (SHAK) の2024年第2四半期決算では、売上高は市場予想を上回ったものの、EPSは市場予想通りで、売上高ガイダンスは市場予想をやや下回りました。
それにもかかわらず、株価が評価されている理由にはいくつかの要因があります。
Shake Shackは、売上高が前年同期比16.4%増加、システム全体売上が13.5%増加するなど、全体的に強力な業績を報告しました。
特に、レストランレベルの利益率が22.0%に達し、これは前年同期よりも100ベーシスポイントの改善で、過去数年で最高の四半期結果でした。
このような利益率の改善が投資家にとってポジティブに受け取られた可能性があります 。
さらに、Shake Shackは効率性向上に向けた取り組みを強化しており、建設コストの削減や新しい店舗フォーマットの導入など、今後の成長戦略に対する期待感が高まっています。
これにより、短期的なガイダンスが予想を下回っても、長期的な成長見通しが株価を支える要因となっています 。
さらにShake Shackが自動配達ロボットの導入を進めている点にも注目が集まっています。
Serve Roboticsとの提携により、Uber Eats経由での注文に対するAI搭載ロボットの配達を一部の店舗で開始しています。
これは、顧客体験の向上と同時にコスト削減にも寄与する施策であり、同社の競争力をさらに高めるものです。
これらの取り組みが、投資家からの信頼を得ていると考えられます。
株価のテクニカル分析と買いポイント
Shake Shack (SHAK) の株価は、105.68ドルの買いポイントを突破し、その後も上昇基調が続いています。
現在の買いゾーンは110.96ドルまで拡大しており、テクニカル指標も強気を示しています。
特に、株価は50日移動平均線を上回り、RS line(Relative Strength line)も52週高値に向かって上昇しています。
*Relative Strength line個別の株式が市場全体(このチャートではS&P 500)に対してどれくらい強いパフォーマンスを示しているかを表すテクニカル指標
これらの要素から、Shake Shackは引き続き注目すべき成長株であり、投資家にとって魅力的なエントリーポイントが続いていると言えます。
まとめ
Shake Shack (SHAK) は、グルメバーガー市場でのリーダーシップを維持しつつ、積極的な成長戦略を展開しています。
2024年第2四半期決算では、売上と利益の両面で大幅な成長を達成し、今後も自動配達ロボットの導入やコスト管理によってさらなる競争力強化が期待されています。
現在の株価は、投資家にとって引き続き魅力的なエントリーポイントを提供しており、Shake Shackは今後も市場全体をアウトパフォームする可能性が高いと言えるでしょう。
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