上京とお金と親と
東京に行きたい。新潟の田舎で生まれ育った私の、中学生のときからの憧れである都会暮らし。
テレビの中で見る、色々な出会いに溢れた暮らしは、私の人生をそれだけで華やかにしてくれる気がしてた。
東京に行きたい。東京に行きたい。
大学進学で東京に行きたかったのだけど、色々あって私は地元の大学に進学した。
就職は絶対に東京だと心に決めて、無事に東京で就職することになった。よかった。
自分で稼いで自分の思うままに生きていく!と思って飛び出そうと思ったけど、はじめは意外に大変だった。今回は、そのはじめての上京にまつわるお金の話。
アパート探し
大学4年の2月。4月からの東京での生活を控えて、アパート探しが必要だった。
就職活動で何度か東京には行っていたけど、そんなに地理もわからず、どこに住めばいいものか。
勤務地からほどよい距離にある駅から、アパートの物件検索サイトで探して、来店予約をしてみた。
何度も東京を行ったり来たりするお金もないので、一発で決めるつもりで行った。
重い荷物を引きずって、不動産屋の案内に従って3件を見学。(今思い出したけど、このときの営業担当のお兄さんが、ピアニストを目指しているという話になり、早速「東京っぽい!」と感激したんだった)
駅からの道が1番明るいアパートを選び、いざ契約をしようとしたが、話によると、何やら色々と家賃以外のお金や書類がいるらしい。
78,000円のアパートだけど、初期費用で30万くらいは必要だった。あと、連帯保証人も。
なるほど。とりあえず書類を受け取って、実家に帰り、親に相談。
50万円の資金
うちに帰ると、そりゃあそうでしょという感じで、母が50万円を振り込んでくれた。そんなお金あったの?!と思った笑
50万円という金額は、大学生の私には大金だったし、何より上京に反対していた(そうなんです)親が用意してくれていたことが驚きだった。ありがたく受け取るしかなかったけど、申し訳なかった。一人暮らしなんかさせたくないのにね。
引越し資金をゲットして、無事に東京に行けました。余ったお金で家電も買えて、一人暮らしもちゃんとスタートできた。
4月はお給料がない
大学生の時に散々バイトをしたので貯金がないわけではなかったけど、卒業旅行でも30万円ほど使ったばかりであまりお金がなかった。
仕事用のスーツや最低限の家具も必要だし、色々とお金が出て行く。
お給料があるから大丈夫、となりがちだけど、4月に働いた分のお給料が振り込まれるのは5月25日。4月は収入がない。
地元でギリギリまでバイトをして稼いだお金でなんとか乗り切った。そうそう、通帳の残高を見て不安になったな。
よく調べよう
東京で一人暮らしをするのはお金がかかる、ということじゃなくて、もっとよく調べようということ。
今は一人暮らし以外にもシェアハウスがあったりね。
私は結局親に助けられて上京したけど、そういうことが難しい場合にも、方法は色々あるはず。
高校を卒業して、進学や就職でどこかに引っ越すとき、親に助けてもらうか自分で稼いでおくか、いずれにしてもちゃんも情報収集してね!