いつか人間になりたい
いつかっていつだよ。と思う大翔です。
いつだろうねぇ………
人間らしさってなんだろう?きっと人それぞれ考えはあると思う。
ちゃんと働いているとか、悪い事しないとか、ただ生きてるだけでそうだとか、色々あると思う。
自分はちゃんと人の中で生きることだと思う。
人と関わりを持って、人を愛して、愛されて、どんなカタチであっても誰かと共に生きる。そういう人間であれば、あろうとすれば割と人生良い流れが生まれるし何とかなるだろうと思うのだ。
良いことばかりでは無いのは分かった上で、そう思う。
これを前提に、自分は人間らしくは無かったと思う。人との関わりが怖かった。常に他人とは自分を傷つけるもので、自分とは他人から虐げられるものだからとずっと避けていた。何もかもが、誰もかれもがそうでは無いのは分かってる。
それでも、自分の愚かさや、不出来な所が原因で起こった出来事だってあった。人との関わりで良かった記憶がない。だから逃げた。ずっと逃げた。
自分が傷つかない為に、自分が傷つけない為に、そして人間の理から外れた。人の世界に生きているのに、人の世の中で生きられなくなった。私は人間になれなくなった。
それでも良いと思った。誰も傷つく事の無い世界は自由で気楽なものだし、なにより平和だ。これ以上の物がどこにある。そう思っていた。でも、そのただひたすらに孤独だった。その孤独が耐え難い物となっていった。
ここにあるものは平穏などではなかった。停滞であり、緩やかな崩壊だった。
私は人間の世界にいる。どうしたって、何をしたって
そこから逃げた者に、人間でいられない者に、平穏も幸福もありはしないのだ。当然の話。
幸せになりたいのなら、真の平穏を望むなら、人間にならないといけない。だから私は人間になりたい。それは口にするだけならば簡単な事だ。しかし、成る為には努力が必要だ。
がんばって、がんばって、人になっていかないといけない。
タダで人らしくいられる程、タダで人間の中にいられる程、自分は素敵でもないし魅力もない。これは今まで築きあげてきたどうしようもない事実だ。
人を愛して、人に愛される。そういう人間になりたい。誰かの為でなく、自分の為に
なりたい自分に…………自分を愛せる様になる為に
いつか、人間になりたい。傷つにても、苦しくても………
人間になって、この世界で行きていきたい。