今年もよろしく 《うたミル二次創作》

愛莉「という訳で、初詣にやってきました~」
結「いやどういう訳ですか」
玲音「ほら、新年明けたし」
結「それは………わかってますけど」
愛莉「しっかりお参りして、より良い1年にしようね~」
結「神様に祈ったからって人生良くなるとは思えませんけどね」
玲音「ムスブは年を跨いでも変わらないね」
閏「いやぁ~やっぱり年の初めだと神社も混んでるもんだねぇ」
弥子「……うん」
閏「ってアレ?うーたん何処行った?」
弥子「あそこに………」
閏「おわっ、なんでそんな隅の所にいんの?」

駆け寄る閏、弥子

弥子「ウタちゃん………大丈夫?」
閏「どしたー?人混み苦手?」
嬉歌「あっえっと………それもあるんだけど」
閏「うん」
嬉歌「私のような根暗な薄幸女がこんな神聖な場所にいてもいいのかという気持ちになりまして…………」
閏「むしろアテにした方が良い存在じゃね?」
嬉歌「むしろ私のネガティブパワーで神社にご迷惑をお掛けするかも……」
閏「………うーたんのネガティブパワー?って神社1個分の力あんの?もう神じゃん」


愛莉達もやってきて

愛莉「ん?ウタちゃん神様なの?」
玲音「有難いね」
嬉歌「いえ!私は邪神です!!」
結「ここにいちゃいけない存在じゃない」
嬉歌「やっぱり!!」
閏「いやいや、やっぱりじゃないっしょ」
愛莉「今年も皆、たのしいね」
玲音「変わらず何事もなく過ごせたらいいね」



嬉歌「…………ふん!」
弥子「っ!!」
嬉歌「…………どう、だった?」
弥子「………小吉」
嬉歌「私、末吉」
2人「「ふう………」」

結「なんでおみくじ引いたぐらいで必死になってるのよ」
嬉歌「だって、新年早々凶なんて引いたら………」
弥子「もう今年、なにをやっても上手くいかない気がする………」
結「こんな運試しで1年どうこうが決まる訳ないでしょ。気にしすぎ」
弥子「さ、流石繭森さん」
嬉歌「因みにムスブちゃんの結果は……?」
結「凶」
嬉歌「うっ………」
弥子「っつ………!」
結「いや何でアンタ達がダメージ受けてんのよ」

閏「よぉーし、私中吉だ。やったね~」
玲音「私は吉だったよ」
閏「そういえば、吉って中吉とか小吉とどっちが上なんでしたっけ?なんかショセツ?ありましたよね」
玲音「基本は吉の次が中吉と小吉って続くね。場所によっては変わるらしいけど」
閏「へぇ~」
愛莉「京都の伏見稲荷大社は17種類ぐらいあるんだって~」
閏「マジすか?細かぁ」
玲音「因みにアイリは?」
愛莉「大吉です。やったね」
閏「おぉ~~」
玲音「流石」
愛莉「ふふっ、あやかりたまえ~」
閏「ははぁ~~」

嬉歌「あっ、ウルルちゃんがアイリ先輩を拝んでる!?」
結「なんなのパワースポットなの………?」
愛莉「パワー♪」
結「は?」



玲音「さて、お参りも済んだし………そろそろ帰ろうか?」
閏「あれ?アイリさんいなくね?」
愛莉「ここでーす」
嬉歌「うひゃあ!!?」
結「急に後ろから出てきた」
玲音「どこ行ってたの?」
愛莉「じゃ~ん。これを買ってました」
嬉歌「これって………」
弥子「お守り………?」
愛莉「そうそう、芸事お守り。あったから皆の分買ってきちゃった」
閏「へぇ~そんなのあるんすね」
愛莉「はい、皆一個づつ持っていって」
弥子「あ、ありがとうございます………」
嬉歌「…………みんなで、お揃いのお守り」
玲音「嬉しい?」
嬉歌「はいっ!」
結「…………これだけで上手くなるとは思いませんけど。私は」
玲音「まぁまぁ、メンバーで同じアイテムを持ってると結束力が高まるし、演奏にも良い効果が出るかもよ」
結「………こじつけですね」
玲音「かもね」
愛莉「皆で同じお守り持ってるって、部活って感じしない?」
弥子「あっ………確かに」
嬉歌「私、ちょっと憧れでした。なんか、嬉しいです」
愛莉「喜んでくれて何よりです♪」
閏「そんじゃ、このお守りパワーで今年も張り切ってやりますか!」
結「もう今日この後から練習しません?」
玲音「学校開いてないよ」
愛莉「予定通り明日から、頑張ろうねぇ」
弥子「もっと上手くなれるように………がんばります」
嬉歌「あ、あの……皆さん!」
5人『?』
嬉歌「改めて、今年もよろしくお願いします!」












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