
わんだふるぷりきゅあ 1年間ありがとう
ひろとです。先日「わんだふるぷりきゅあ」の放送が終了しました。
ひろプリが終わっての亡失感からもう1年経ったのかとも思う。
ひろプリから入った人間なのでやはり終わって来週からの新作を心の底から楽しめるだろうか………なんて始まる前は思ってましたけど1話から普通に楽しんで見てました。
「わんだふるぷりきゅあ!」を
— キミとアイドルプリキュア♪公式 (@TVanime_precure) January 26, 2025
1年間応援してくれてありがとう🐶🐱🐰
みんなと会えてとってもわんだふるだったよ!
これからもずっとず~っと
/
みんな なかよし わんだふる~🐾
\#わんぷり応援ありがとう#わんぷり #precure pic.twitter.com/dKnsKEU1Gf
キュアワンダフル/犬飼こむぎ
犬が主人公!犬がプリキュア!とは一体どうなってしまうのか………その少しの不安も1話の変身でしっかり期待に変わっていきました。
こむぎは犬なので難しい葛藤や複雑な感情を抱えたりする場面というのはあまり無かった。しかし、だからこそ真っすぐに大好きや仲良しが素敵なんだというのを伝えられた1年だったのかなと思いました。最後や映画でもこむぎだから言える言葉、伝えられる想いがあったので彼女がこの作品の主役で良かったです。
こむぎは良くも悪くも変化の少ないキャラクターでありましたが、プリキュアになって人の姿になって彼女の世界、見える景色はとっても大きく変化しました。今までのこむぎにとっての世界の中心はいろはで、だからこそいろはが大好き!という感じだったのが、ユキやまゆ、学校や町の人達、ニコガーデンの動物達。今まで以上に仲良くする相手が増えて、それでも変わらずいろはが1番大好きなこむぎの真っ直ぐさが輝いていたなと感じました。

ずっと犬状態が可愛くてUFOキャッチャーで取れるぬいぐるみも結構取りました(笑)
人の状態も勿論可愛いけれど……犬状態で走り回ったり楽しそうにしてるのがやはり好きです。
キュアフレンディ/犬飼いろは
こむぎの飼い主であるいろは。
1年通してドラマ性の強いエピソードはこむぎよりも多かったし、やはり話を展開する上で主軸となる所も多かった気はします。
世界中の動物達と仲良くなりたいという所で対立する狼達とそれが出来るのか悩んだり、こむぎの本当の飼い主が見つかる話、ずっと仲良くしてきた動物とのお別れなど、動物と飼い主の物語となる上で避けられない物を彼女を通して我々も経験しました。いろはのエピソードで1番印象に残るのはやはり「特別なワンダフル」でした。
#わんぷり 第36話「特別なワンダフル!」は10月6日(日)あさ8時30分から✨
— キミとアイドルプリキュア♪公式 (@TVanime_precure) October 5, 2024
予告動画はこちらからチェックしてね!https://t.co/eaepcF9GNB#precure pic.twitter.com/93TSW2teVW
プリキュア史に残ると言う声もある位なのでシリーズ全体を見ても大きな印象を残したのでしょう。
ああいう展開がプリキュアで必要かどうかというのはそれぞれ主張があるかと思いますが、今まで恋仲になるかどうかを決着着けない事も多かった中で、ちゃんとそこをやるっていうのはアリだったのかなと個人的に思います。
わんぷりの主となる話は人と動物の絆ではありますが、人と人の繋がり、動物同士での繋がりなど命有る物同士の共存と繋がりを描く事も多かったので、恋愛という形での人の絆をしっかり描くのはわんぷりならではだったの要素だったかなと思います。

キュアニャミー/猫屋敷ユキ
ユキ………ニャミーのエピソードは結構引っ張っていたイメージ。登場から正体バレ、リリアンとニャンダフルプリキュアとなるまでが2クール目の大きな流れだったかなと思う。
戦わない犬チーム達で1クールやってきた中で普通に戦おうとする彼女は結構なインパクトがありました。
こむぎ同様にユキも世界が広がって成長したキャラだったなと思います。まゆの事が何より大切で守る為なら他を厭わないという感じから、まゆの周り、自分の周りに出来た繋がりを守り、大事にしていく様になる。

皆と思い出を重ねる中で色んな表情をしたり、弱点も分かったりして様々な魅力を見せてくれました。特にこむぎとのやり取りは回を重ねるにつれて微笑ましくなっていったと思います。映画でも2匹はプリキュアで協力して頑張ってたし………良い関係になりましたね。

キュアリリアン/猫屋敷まゆ
まゆ………リリアン。最初のキービジュアルが出た時から一番好きな感じでしたが、放送が始まっていくとより良いキャラだなと思う事が増えました。
人見知りで、怖がりで…………でもとても思いやりの強い子で、彼女がいろは達と出会って、少しずつ変わっていきプリキュアになるまでは結構な道のりであったからこそ、より劇的に感じられたのかなと思いました。
途中から悟のいろはへの想いを知り応援したり………楽しく見守っていたりする姿も印象的でした(笑)

この辺からまゆのキャラクターが変わっていったという声もあったけど、個人的に本来の彼女の性格が表に出ただけなのではと思う。どの作品やキャラクターでもそうだけど、ストーリーの中で見せていない趣味嗜好や自分らしさというのも存在していて当然だと思うので、何かのきっかけでそういう人に見せてこなかった1面が表れるというのは違和感とか無かったです。
傷ついたり悩んだりしたからこそ、人の繋がりや結びつきを大事に出来る。優しい彼女のままの1年過ごせたと思います。

兎山悟/兎山大福
悟、大福。わんぷりという作品を盛り上げるのに大きく貢献した二方だったでしょう。頭脳明晰で動物に詳しく、チームをサポートした悟。プリキュアとしての力が無い事で歯がゆい思いをした事もありますが、最初の方からずっと一緒に動物達を助ける為に尽力してきたし、悟がいたから乗り越えられた場面もあるので本当に欠かせない存在でした。いろはとの恋の行方はどうにかなるのか………と思ってたらしっかりどうにかなってくれたのも個人的に良かった点

大福は見た目がかわいいのに中身は男前というギャップが魅力的でした。とはいえこむぎ達と違って自力では喋れ無いので途中まで喋ったら大福はどんな風なんだろう………って考えてましたけど、まさかの中村悠一ボイス笑。かっこいい所もかわいい所もいっぱいで彼の魅力も沢山の1年だったと思います。
そんな悟と大福。最後の最後に変身してプリキュア達を助ける場面がありました。映画でやってるとはいえしっかり本編でも見せてくれて良かったですね。映画以上に変身シーンや技の発動も分かりやすく見れたのも良かった。もう少し早いタイミングで変身して一緒に活躍するシーンを増やして欲しかったという意見もあるでしょうが個人的に悟や大福の魅力はアイデンティティは変身する力や能力が無くとも友達を助ける為に自分の出来る事で活躍する所だと思うのでそういう部分が多くてよかったのかなと思ってます。
妖精や周りの人々
口うるさい所ありつつも不憫だったり情に厚い所もあったり、色々と盛り上げてくれたメェメェ。後半から登場し、あざとい様子を見せながらも上位存在として人や動物の行く末、関わりを見守ってきたニコ様。キラリンアニマル達もそれぞれ個性がしっかりあった。
そしてその中から次のプリキュアが出るとは思わなんだ笑

アニマルタウンの人々や動物達との関わりもわんぷりの話を彩ってきました。それぞれのペットとの関わり合いや、一緒に作った思い出も沢山あったりして毎週楽しく見ることが出来ました。動物それぞれの習性や動物と関わる仕事も色々と出て大人から見ても為になる部分もあったし本当に動物と人をしっかりと描いていった作品でした。
スバルやガオウ達
最初は敵対する相手が明確では無かったわんぷり。後半から人間によって絶滅の道を辿った狼達の怨念の様なもの……ガオウが黒幕だと発覚し対立が明確になって行きました。いわゆる幹部的な扱いのトラメとザクロも個性が立っていて魅力あるキャラクターでした。敵対関係にはあったけれど敵ではなく、関わり合いが増えていく中でお互いを知り、仲を深められたりしたのはわんぷりならではの展開だったと思います。
敵を作らない構図はわんぷりらしい優しいストーリーでありつつも物事の本質な気もしました。本編でガオウとして存在していた者はかつてガオウの友達だった人間、スバルだった事が発覚した。
わんぷりの良かったポイントの1つが動物を明確な敵にしなかった所ですね。大切な友を守れず、絶滅に追いやった………自分を含めた人間に憎悪を宿す人間が本来の相手だったという展開はビックリでした。
人と動物でも、人と人でも、分かりあえなかったり傷つけ合う事もあるかもしれない。それでもお互いに心があって、想いがあればきっと友達になれる。理想であって綺麗事の様な話だけど、そうあれたらワンダフルだよね!って決着でした。
最後に本当のガオウがスバルの前に現れ、自分達はお前がいたから人間を恨む事は無かったと言っています。実際に人間の影響で絶滅に追いやられた動物達がどうおもっているか、それは分からない所です。ガオウはそう言ったとしても他の種族や狼はそう思ってないかもしれない。ここでの赦しというのはガオウとその群れの思いというだけだと理解しておく必要があるのかなと思いました。過去に人間がした事は必要であったかもしれないが全てが正しいかというと違う所もある。過去に起きた悲しい事をこの先で起こさない様に、受け入れて行動していく事が大切なのかなと思います。
事件が終わり、力を回収するニコ様。それによりこむぎ達も復活の動物に戻ってしまう。前と変わらない日常を送りつつも、寂しさを覚えるいろは達に再び鏡石の奇跡が起きてこむぎ達が再び喋れる様になる。兎大福の中村ボイスやはり良い(笑)
喋る事が出来なくても、言葉を交わす事が出来なくても、気持ちは伝わるし通じ合えるという事をやってきたわんぷりで、この最後というのはどうなのかという気持ちも分かる。きっといろはもまゆも悟も、会話が出来なくなっても絆を信じてずっと仲良く一緒に過ごしていくと思う。それでもやっぱり、一緒に話したり出来た方が楽しいよねって願いや理想を込めた終わりだったのかなと個人的には感じました。
理想と現実を重ね合わせた様なわんぷりのラストとして間違いないものではあった気がします。

わんだふるぷりきゅあ 1年通して本当に楽しかったです。戦わないからといって派手さが無くなったりする事もなく、可愛くて、強くて、大切なものを教えてくれる。変わらぬプリキュアらしさを見せてくれたと思います。これからもこむぎ達が仲良くわんだふるに変わらぬ日常を過ごしてくれたら良いなって思います。そして次のキミとアイドルプリキュア。ついにアイドルモチーフのプリキュア。どんな風になるのか、他の女児向けアイドルアニメとどう差別化されていくのか期待していきたいです。それでは今回はこの辺で、わんぷり感謝祭なども楽しみです!
