047.某地銀の東京支店
「地銀」を強調したのは、恐らくメガバンクでは見ない光景だからである。
義父がもつ銀行口座の内、二つが太平洋側にある地銀である。
残高少ないし、使われていなさそうなので、早く解約したいと思っていた。
今日は、仕事を早めに切り上げ、新宿のはずれにある支店に寄った。
ある程度は事前に電話で確認をするも、とにかく来店しないと難しい、ちなみにお昼休みは営業していない、と、従業員思いなのか、預金客には手強い相手の印象。
窓口で事情を説明し、支店名と口座番号だけを伝え待機。
しばらくして、名乗っていないのに「◯◯さん」と呼ばれる。私の身分証明も求めないまま、窓口には義父のサインと届印のコピーが見えている。
だ、大丈夫なのか。。
こちらがしたいのは、引き落としが無さそうなら解約したい。それだけなのに、やはり簡単にはできなさそう。唯一良かったのは、「御高齢でしょうから、窓口にいらっしゃるのは難しいですよね。」と言ってくれたくらい。
簡単では無いのは覚悟の上だし、こちらも大人の対応をするつもりだったのに。
途中から出てきた65歳くらいの男性が、ポケットに手を入れたまま私に説明をし出した。
周りの男性は、バンカーシャツなのに、彼はノーネクタイ。別に良いが。
嘱託なのか。
しかし、やりとり中、ずーっとポケットから手を出さない。
丁寧に説明いただいているとは思うが、マスクごしで聞き取り辛く、見た目の情報量が上回り、だんだん平常心が失われてくる。
ひとこと言いたい。
「なんやねん、その態度」
(いや、実際は丁寧に「なんですか、その態度」というとは思う。)
でも言ってはダメとわかっていた。
なぜなら、私が今日窓口に着いてから、めっちゃ怒って、「なんでこんなにいぢめられなきゃダメなんだ💢」と、ぐちぐち大声で悪態をついたおばさんがいて、大変やなぁと思ってみていたから。。
おばさん、ありがとう。
あなたのおかげで「なんやねん、その態度」を飲み込めたよ。
結果、
「届印が分からないなら、可能性がある印を番号振って全部押して、郵便ください。」とのこと。
私「分かりました。どなた宛に送ればいいですか?」
窓口「◯◯◯宛でお願いいたします。」
私「さっきのポケットに手を突っ込んで対応された方ですか。」
窓口「、、。申し訳ございません。」
いや、あなたが謝らなくても。
もし、本当にそう思うなら、ポケットのおじさんにキチンと指摘をしてあげてください。
帰宅して、夫が出向先で配るお世話になりました菓子(彩果の宝石)を女工の用に30セット用意。
つづく。
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