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続・誰がロマニスタを殺したのか?ジャンルカ・ペトラーキ最新インタビュー

*未読の方は上部リンクの記事を読んで頂けるとより事の経緯を理解できると思います。

ペトラーキはローマを訴えた

解雇を不当とするペトラーキはローマを相手に訴訟を起こした。ペトラーキが望むのは、2022年6月30日契約満了までのギャランティ500万ユーロ。一方で解雇の正当性を主張するローマは120万ユーロで示談にしたいと考えている。この金額を250万ユーロまで引き上げる準備もしているようだ。しかし、それに応じないペトラーキの強硬な態度をメディアは復職の駆け引きと報じた。だが、彼の狙いはお金ではない。スポーツディレクターとして復帰することでもない。ひたすらペトラーキらしくありたいだけなのである。

現在、ローマの新しいSD探しは難航しているように見える。連結決算で明るみになった多額の負債と、この内輪揉めから派生した裁判は、有能なディレクターがトリゴリアの門をくぐることを更に難しくしたのだ。今のローマが探しているのは成り上がる野心を持つ人物ではなく、クラブの運命の手綱をしっかりと握ることのできる経験豊富な人物だ。賭けと冒険の時間は終わった。フリードキンは、この裁判を続けながら無事新しいスポーツディレクターを探せるのか?それとも・・・

ということで、今回はペトラーキの公判後初のインタビューをお届けしたい。スポーツディレクターの真骨頂であるローマのメルカート秘話などにも触れながら、彼自身がどこを目指しているのかを語った実にペトラーキらしい内容になっている。

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これを機にパロッタ期のローマについても多くを解明したいと思います。まずはトリノについて。ローマはあなたをトリノから奪うためにあらゆることをしました。

ペトラーキ「カイロ会長は私が去ることを望んではいなかった。決して辞表を受け入れなかった」

それがローマに到着して1年足らずで崩壊します。あなたは職務停止の後に突然解雇を言い渡された。その後、あなたがローマを訴えた。

ペトラーキ「根本的にまず私とパロッタの間にはコミュニケーションが不足していたと思う。過去に2回しか会ったことがなく、電話で話したこともない。不勉強なもので私は英語が喋れないからね。英国で良い思い出がなかったんだ」

注:ペトラーキは現役時代にノッティンガム・フォレストでプレーした経験がある

悪名高きフランコ・バルディーニとの関係は?

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