それはそれで
うちのJKちゃんは、中学生になってから、新学年になるとメソメソするようになった。小学生のころはそんなことなかったのに。
メソメソというか、しくしく。
新しい今のクラスがいやな訳でもないし、仲の良い友達もいる。でも前の学年のクラスが懐かしい、もうあの楽しいクラスはないのだと思うと、悲しい。。。と部屋で静かにしているなと思ったら、しくしく涙ぽろりしているのだった。それがまたけっこう尾をひいて、なんと秋ごろまでちょくちょく目がうるうる。
今回も心配だったのだが、ふと気づくと4月も終わろうとしているのに、彼女のそんな姿を見ていない。人知れず泣いているのか?と思って、そういえば新学年になってクラス替えあったのに、泣いてないねと聞いてみたら、
「ああ、なんかまあ寂しいっちゃ寂しいけど、そんな泣くほどのことでもないかなって。仲良しの子も一緒のクラスにいるし」
とのこと。
なら良かったと言って終わったが、なんだろう何を感じたかというと・・・成長したなということ。感情豊かに毎年涙ぽろぽろ泣いていたのが、なんということでしょう。狭かったリビングがいつのまにか隣の和室とつながました。みたいに、気づいたら、ちょっと大人な発言。
ショックなことが減って強くなっていくのはよいことなんだけれど。
それはそれで、さみしい。
あの空間に戻りたい!と思えるような思い出がたくさんあって、それを想いだすと泣いてしまう。という、彼女の心のもろさと感じやすさを美しく思ったんだろうなあ。
みなさま、明日も無理せず。
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