
もしもシリーズ
タイトルは忘れてしまったが、もしもの例えでその結果どうなるかが載っている絵本があった。
もしも、太陽がなかったら。
もしも、海がなかったら。
もしも、地球が半分の大きさだったら。
のように自然のことについてが主なものだった記憶がある。
その中で1番強烈だったのは、最初に書いた
「もしも、太陽がなかったら」
それは、凍えそうに寒くていつまでもいつまでも明けることのない夜が続く真っ暗な世界。
こどものころ、想像してぞっとした。
ずっと夜だなんて。
食事をしていたら、店内のどこかで拍手が起きた。
見るとドレスアップした男女がやってきたところのようで、拍手の輪の中にいる。
そうか、ここは宴会場もあるから、結婚披露宴後、お茶していた親戚の皆々様に改めてあいさつに来た、というようなシチュエーションかな。
ひとに限らず、縁とは不思議なものだ。
もしも、あのとき話しかけてなかったら。
もしも、忘れものをしていたら。
もしも、雨が降っていたら。
いくつもの可能性を同時に試すことはできないわけだから、いまがベストな状態ということなんだ。
ときには気づくのが遅かったと思うようなこともあるかもしれない。でも気づくのにそれだけ時間が必要だったと考えることにする。
細かく枝分かれした選択肢の一番先がいま。
すべてを祝福していきたい。
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