サミシイキモチ
数日前から妹宅のわんこを預かっているので、今、帰宅すると2匹が出迎えてくれる。
妹たちが夏の終わり、駆け込みで旅行に行くとのことで、わんこは3泊4日のお留守番。
ペットホテルに預けるより、やはり少しでも馴染みのあるうちの方がストレスはないだろう。
今までもたまにあった日帰り預かりの時は、ドアが閉まってから悲しそうに泣いていた。
その声は充分彼女の気持ちを表していて、こちらもヨシヨシすぐに帰ってくるよと慰めていたが、今回は、妹たちが去って行ってもなぜかひとことも泣かなかった。
出かける気配。
自分以外の家族みんながワクワクわさわさと、荷物をカバンに詰めながら、あれこれ話をしている。
こういうときわたしは連れて行ってもらえないんだよな。
と、たぶん感じていたんだと思う。
だから、泣かなかったんだ。
でも、寂しい。
バタンと閉まった玄関扉。
また開かないかな。
開いてやっぱりわたしも連れて行くと言ってくれないかな。
じっと同じ姿勢。
去って行く足音や話し声が完全に聞こえなくなるまで。
せつない、可愛い後ろ姿。
そうだ!今日は一緒に寝ようか。
と声をかけたら、少し目がキラキラした気がしたけれど、夜も玄関から動かない彼女だった。
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