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WBC 準々決勝イタリア🇮🇹戦
こんなの書いてて大丈夫じゃないと思うくらい期末がまずかったんやけどなー
WBCも開幕してから早くも1週間。Pool AとPool Bは全日程が消化されそれぞれ2カ国が準々決勝へと駒を進めました。
Lars Nootbaarや大谷翔平、吉田正尚などメジャー組の活躍もあり、4戦全勝で1次ラウンドを突破した侍ジャパン。次の対戦相手はPool Aを2位で通過したイタリア代表🇮🇹に決定!
そこでイタリア代表がどのようなチームなのか、そして試合の注目ポイントはどこになるのか。普段野球見ないよって人もNPBは見るけどMLBとかは見てないって人にも面白いように伝えれたらなと思います。
ここまでのイタリア代表
全チームが2勝2敗で並んだ激戦区Pool Aを失点率2位で通過。失点数は決して少ない訳ではなかったが延長戦を2度戦うなど取ったアウトの数で他チームを上回ったことが進出の鍵となった。
poolA突破を賭けた最終戦のオランダ戦では先制を許すも6点のビッグイニングを作り見事大逆転。7回の無死満塁を無失点で抑えるなど確実に勢いに乗っているチームだと思う。
イタリア代表の注目選手
V.パスカンティーノ
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MLBのカンザスシティ・ロイヤルズでプレーする内野手。昨年デビューし、2桁本塁打とOPS8割越えをマークするなど順調なキャリアのスタートを切っており今季のロイヤルズではブレイク候補に挙げられていた。
1番の魅力は目で捉えることすら難しいスイングスピードの速さ。メジャートップクラスの選手たちと比べても遜色なく、強くバットを振り込めるため打球速度などでアドバンテージを作ることが出来ている。また、三振率11.4%、四球率11.4%とメジャー平均(22.1%/8.1%)と比べて出塁能力にも長けている。
ここまでの4試合では打率2割台と苦しんでいるが平均球速が高速帯の日本投手陣と対戦してメジャーでの感覚を取り戻しかねないので警戒したい。主に5番起用されているため彼の前にランナーは貯めたくないところだが…
ドミニク・フレッチャー
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エンゼルスのデイビッド・フレッチャーを兄に持つアリゾナ・ダイヤモンドバックスの有望株。今季のダイヤモンドバックスのプロスペクトランキングで17位にランクイン。(ダイヤモンドバックスは全体NO.1プロスペクトの外野手コービン・キャロルなど外野手に有望株が集中している。その中で17位を勝ち取るのは至難の業)
昨年はAAとAAAでフルシーズンプレーし9割近いOPSを記録。今大会もクリーンアップで起用されているがここまでは1打点とまだ物足りない印象。
しかし決して弱い当たりが続いている訳では無く調子が上がる危険性は頭に入れておきたい。
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意外と走塁と守備で高評価
サル・フレリック
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MLBミルウォーキー・ブリュワーズのプロスペクトランキング2位の超有望株。Fangraphの評価でもチーム3位、全体65位の高評価を受けている。
今大会はここまで全試合1番で起用され打率.389、OPS .987と申し分ない活躍。外野守備でも好守備を見せイタリア代表を引っ張る活躍をしている。
本来であればメッツの正センターであるブランドン・ニモが参加するはずであったが彼の不在を感じさせない活躍ぶりに最上級プロスペクトとしての素質を感じる。
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マット・フェスタ
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昨年MLBシアトル・マリナーズで53試合登板を果たした中継ぎ投手。被安打の多さに課題は残るものの奪三振能力はMLB若手投手内でも光るものを持つ。
なんと言ってもその武器はありえないほど曲がるスライダー。横方向の変化量が15.6インチとMLB平均と比べて73%も高いなどまあ曲がりすぎておもろい球。それに加えてどの場面でも投げられる器用さで21年ぶりのポストシーズン進出を果たしたマリナーズで便利屋として活躍した。
今大会初戦のキューバ戦では8回に同点タイムリーを許すなど不安定な立ち上がりは見せたもののオランダ戦では後半の1イニングで2三振を奪うなど本来のピッチングを見せている。日本戦でも対戦する可能性が高く期待したい。
イタリア戦前に
メディア等ではオランダを倒した下克上集団のように報道されがちだがPoolA,Bで3A以上に所属する選手の数が多いなど超エリート集団であることには間違いない。
投手陣に幾多のピンチを乗り越える精神力と初見では難しいようなアクセントを持つ投手が揃うなど日本打線が苦戦する可能性も否めない。
今大会最後の投球となる大谷翔平がどこまで相手打線に点を与えずに耐えつつ打線が先発から複数得点できるかどうかが勝負のポイントだと思う。
日本の目標はあくまでも準決勝突破。だがこの試合を勝たないことには過去2大会のリベンジをする機会すら得ることが出来ない。負けたら終わりのノックアウトステージ、侍ジャパンにかかる重圧は大きくなるがきっと彼らなら跳ね返してくれるはずである。