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zoomでゲスト講話

本日大学のzoomの授業7回が終了しました。今年8月に始まり、9月の今日までほぼ毎週90分。
テーマは「病気の子どもの命と向き合うボランティア29年ーコロナ禍をどう切り抜けるかー」
受講生は武蔵野大学社会福祉の学生さんで、3年、4年生。将来ソーシャルワーカーを目指している学生さんらです。コロナで実習が出来ない今、夏期実習となります。ゼミ形式で20人前後が参加し毎回メンバーは変わります。
授業は約20枚のパワポと5分にまとめたビデオ(NHK共同募金のテレビ収録)を使って活動の概要や内容を話しました。
今は全国どこの病院もボランティア活動は停止(動画の配信などでがんばっているところもありますが)人のぬくもりを届ける活動は中止です。そうしたコロナ禍でいったい何が出来るかー。難しい課題でした。
当NPOの場合、病棟で子どもと遊ぶこと、付き添いのお母さんたちにレスパイトを提供すること、さらに退院後のつながりやお母さん食堂のことをお話しました。けれどもコロナ禍ではそれらが全部できなくなったことを伝えました。しかし新しい課題に挑戦していることも話しました。ひとつは面会にみえた家族のための「お母さん食堂」。今、面会にくる家族(パパとかきょうだいとか、祖父母とか)は直接入院中の親子に会えません。おむつや差し入れは窓口にもっていくと看護師さんがとりに来て渡します。なので面会のあと、ご家族はハウスグランマに寄って「お母さん食堂」を利用されています。通院している親子もやって来ます。この他、医療者への支援として、コロナ病棟のスタッフにサラダを無償で届ける活動、これは近くの病院、国立国際医療研究センターと現在は東京女子医大でも取り組んでいます。病院の場合、1回に50食とか、たくさんの量を作ってお届けするので大変ですが、菓子パンやおにぎりですませている多忙な医療スタッフに大変喜ばれています。
この他医療スタッフに声のエール(元患者家族に声をかけて感謝の声を)届ける活動などもしてきました。従来は病院で赤ちゃん抱っこや付き添いママに休息を提供する人のぬくもりを提供する活動ですが、今はそれが出来ず、ジレンマを抱えていますが、可能な範囲でボランティアの灯を絶やさず、努力していることを学生さんたちにお話しました。

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