第2回お母さん食堂クッキング(5月28日)
2回目はガラガラドンつながりのお二人がお越しくださいました。顔見知りのお二人です。お子さんを亡くされてから10年、20年ほどの年月がたっている先輩からいろいろなことを教えていただきました。
⭐️「お子さんに先立たれる経験をするくらいなら最初から授からない方が良かったのではないかって言われたことあるんですけど、それは人それぞれだとー。
母親のおなかの中で10ヶ月、生まれてからも一緒に育てているので、その喪失感は大きくて心身の影響は計り知れないほど大きくて、それはこれからも軽減されるものではないんですがー。
でもこの経験を通して、得たものも大きいですよ。
家族とのつながり、仲間との出会い。成長もたくさんできましたし。私はこの肉体が終わるまで、亡くしたこどもと一緒に生きてます」「このクッキングは作業療法的なケアで関わりやすくよく出来ていると思いますね」
⭐️「私はガラガラドンで遊びのボランティアを始めたのが失くしてちょうど一年目のころだったので、最初の一年は何してたかあんまり思い出せないくらいだったけど、救われたのは、ボランティアに同じ体験をした人が何人かおられたことでしたね。話をしたり、命日を聞いてお互いおうちを訪問しあったりして、気持ちを共有できる機会をいただけたこと。それでだんだん落ち着いてきたんですよ。だからこのクッキング、子どもを亡くした親たちのために食を作って元気を届ける、その心遣いがいいと思うんですよ、お母さんたちが手を動かしながら美味しいもの食べながら、出会えるって。普通は死別後の辛さ痛みを周りには言えないし、家族にも言えないこともあるし。だから料理を通した出会いの場作り、良い事業だと思いますね」
クッキングのあとは今日のアシスタントで、アロマセラピストのみどりさんがタッチケアをしてくれました。料理のお持ち帰り、包丁磨ぎ指導、至れりつくせりの第2回目でした。