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コロナ自粛 小児病棟の今に思うこと

お母さん食堂をやっていて、コロナ自粛に伴う問題は長引くほど、社会とのつながりが断ち切られ、それが深刻な問題を及ぼしているとあらゆる場面で感じます。
4月からお母さん食堂のお弁当デリバリーは止まっています。それがちょっとした誤解で7月から復活しました。ところがまた、お流れに。
家族がデパ地下で買ったお弁当はいいけど、お母さん食堂からの差し入れは受け付けません。つまり持ち込む人を限定してるんですね。差し入れ専用窓口がありそこに預けるシステムです。コロナ自粛もここまで徹底するか?お母さん食堂ファンのママたちの心情は穏やかではありません。
病院によっては規則が緩やかなところもあるのですが、やはり新宿は地域柄とくに厳しいように感じます。
なので、今は家族がお母さん食堂にお弁当を買いにきて、それを病院に運んでます。でも、本来は面会当日は家族からの差し入れがあるので、週の半ばとか、別の日にお弁当は欲しいんですね。そういうことで、支援する側受ける側、双方ジレンマ大です。
どんなに自粛といっても人間は必ずお腹がすくし、美味しいものを食べたいし。近所のスーパーにさえ出られないママたちのストレスはいかばかりでしょう。
とくに遠方から来る方は毎日院内のコンビニ弁当になります。「唯一の楽しみが無くなった」そんなふうに嘆くママたち。仲良くなった闘病仲間が通院時に差し入れをしようにもそれも出来ず...。
それはやっぱりつらいし、なんとかならないか、短期ならともかくー。
これまで出来ていた週末の付き添い交代も出来ず、粗末な簡易ベットで、ワンオペ育児、ボランティアも来てもらえず、栄養も偏るし、生身の人間なわけで、もちろん子どもの発達にも影響は出るだろう。
追い討ちをかけるのは、家族にとって病気の子どもやママにも会えないこと。遠路はるばる来たにもかかわらず。
最近は面会家族が差し入れの後、お母さん食堂にランチにいらしてくれています。
家で留守を守るパパやきょうだいのために私はせめて、せめて、心をこめたランチをご提供させていただいています。その中で留守を守る家族のおはなしを聞くのも大切な役割かなと思う日々です。

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