【第1回】あそとなキャリア人を囲む会 開催レポート
こんにちは。あそと株式会社の佐藤光司(こーじ)です。
遊ぶように自由で楽しそうに仕事をする人=あそとする人が増えたらいいなと思い、普段は個人の内省支援や組織の研修・コミュニティ づくりの事業を行っています。
今回、あそとしている人とあそとに興味をもつ人たちが繋がる会として「あそとなキャリア人を囲む会」を8月29日に開催しました!
収入を上げるキャリアの築き方はネットにたくさん上がってるけど、遊ぶようにワクワクすることを仕事にして、人に喜んでもらって、ちゃんと収入も得るキャリアの築き方のリアル情報はなかなか出てこないよな…と思ったことがきっかけで今回の会を開催しました。
マネしづらいし、そもそもそーゆーキャリア観があることを認知しづらい。でも世の中にはそーゆー人が確実に存在している。
ということで、人生を楽しんで"あそとなキャリア"を築いている人をゲストで呼んで価値観や意思決定のきっかけ、リアルな現状などを根掘り葉掘り聞いてみました!
ゲスト紹介
記念すべき第1回目のゲストは、フリーデザイナー&コミュニティマネージャーの北村奈央さんです!
トークセッション
💡エコラボでの経験がフリーランスのきっかけに
【佐藤】普段どんなことをしていますか?
【北村】起業家コミュニティのコミュニティのマネージャーもやっているし、前職の研修業の仕事もまだ変わらず関わっています。デザイナーとしてはホームページ作ったりとか、チラシ作ったりとか、バナーを作ったりとかです。
【佐藤】会社員時代にお金をもらわずにボランティア的に何かして実績を作ったんでしょうか。あとはフリーランスのきっかけになったキーパーソンがいれば知りたいですという質問が参加者からきていますね。
【北村】 佐藤さんがやっていたエコラボというコミュニティがあって、そこは割と影響が大きかった気がします。
以前所属していた会社は、もともと対面の研修を提供していたんですけど、コロナになったのをきっかけに、LPを作って、そこでサービスを見れるようにして、人を呼び込もうみたいな流れになった時があって。でもベンチャー企業だから、外注できないから、社員でみんなでページを作ろうみたいになったんですよ。で、そこで初めてそのウェブページを触ったのがデザインに触れたきっかけです。
その後、もっとこういう仕事をやってみたいかなとか思ってたんですけど、やっぱり会社でもそんな好き勝手やれるわけでもなく、どうしようかなみたいに思ってた時に、そのエコラボでもホームページを作るみたいな話になって、そこで作らせてもらったみたいなのは結構最初の体験として大きいです。そこがギフトとかを大事にしてるコミュニティだったのもあって、北村さんがウェブサイトを作ったので誰か北村さんにギフトを上げましょう!と佐藤さんがFacebookに投稿したら知らない方からケーキをもらったりとか、お金を送りたいんだけど、どうすればいいかみたいなのが来たりとか。好きなことやってお金をいただけるとか見て素敵な体験なんだなと思いました。
【佐藤】最初の一歩を踏み出して、その仕事でフリーランスに行くまでまだまだステップがあるのかなって思ったんだけど、その辺りはどうやって埋めていったんですか?
【北村】そういう好きなことを応援してくれる人がいるんだっていう繋がりがすごい増えていたなっていうのを、その時のエコラボもそうだし、その他でも感じていたのが踏み出す一歩としては結構大きかったです。
ただ、フリーランスはまさっきも言ったけど、結果になっちゃったみたいな感じが大きくて。当時の会社は辞めるというのは決めていたけど、デザインをちゃんとやるにも、本当にオンラインスクールとかは行ったけど、それぐらいの経験しかないから、どこかに勤めなきゃなっていう気持ちはありました。辞めた期間でポートフォリオとか作って転職活動しようと思っていたんですけど、辞めたら、その退職祝いみたいな感じで頑張ってるなら、ウェブ作ってよみたいな人とか、こういうのやってよみたいな人がちらほら頼んでくれて。で、それとその前職からもちょこちょこお仕事いただいてたから、もしかしてもうちょっとフリーランスとしていけるかもみたいなたのがきっかけで、それが今続いて丸二年経ったって感じです。
💡フリーランス人になってスキルより応援したいからという理由で依頼が来ることが分かった
【佐藤】関係性の中でお仕事の依頼が来て、それをしていくと、スキルも経験も高まる。そしてまた仕事の依頼がくる。結果的にフリーランスとして生活ができてるみたいな感じになってるのかなとかって思ったんですけど、それは意図してやってたのか、たまたまそうなったのかとかを教えてください。
【北村】意図はしてなくて、本当にたまたまの連続でしかないです。
【佐藤】デザインってスキル的に外注とかウェブ上で発注されてしまうとかっていうこともあると思うんだけれども、その中でお仕事が回り続けてるっていうところは、その関係性とかが強みなのかなとかって聞きながら、思いました。
【北村】この仕事のもらい方をするまで気づかなかったところなんですけど、結構私は関係性どうこうより、ゴリゴリ成果を出せるか否かとか、安いかどうかみたいなのが、仕事を頼む基準だって思ってたんですけど、世の中でもそうじゃない人も結構いるらしくて、コミュニケーションが取りやすいからお願いしたいとか、その応援したいからお願いしたいとかっていう人が結構いるんだなっていうのは、衝撃でした。
💡いざとなったらコンビニで働くというメンタリティがあった
【佐藤】遊びと仕事の割合は?
【北村】プライベートと仕事は分けたいし、休みは欲しいタイプなんです。でも、好きな人と仕事するというのは退職するときに決めていて、今はありのままの自分で仕事ができている感覚があります。
【佐藤】フリーランスになるとか会社辞めるってなると、毎月のお金が減っていくし、でもやりたくない仕事もしなきゃ生活ができないみたいということも起き得ると思うんですが、そこの落としどころみたいなところは、どういう風に感情を整理していたんですか?
【北村】やりたいことやるからやめますとか言ったけど、結局お金がないと、過去の経験とか今の自分でできることをめっちゃ探していました。人事系の仕事を夜な夜な探すとか、派遣業をめっちゃ探すとか給料高いバイトないかなと思って、初めて夜寝れなくなったときもあったけど、めっちゃもうやばい諦めるみたいな時に仕事が一個入ってきたりして、ギリギリ繋がりました。でも、もうだめならコンビニでバイトしようみたい心意気でした(笑)。
FAQ
【Q】会社を辞めるという、決断するほど深い部分でどんな願いをお持ちですか。あるいは社会に対して、問題意識や解決したい課題をお持ちですか?【A】我慢して働くのって違うんじゃないかみたいなのは、割と思ってるタイプだなと思うんですよ。ちょっと恥ずかしいんですけど、人生楽しい方がいい。人生のほぼほぼ占める仕事が我慢するとか、何かのために耐えなきゃいけないみたいなのが、すごいやだなみたいなのは思っているし、違うんじゃないかみたいな気持ちはあったなって思います。
フリーランスとかも憧れがあったけど、スペシャルな専門性があるわけでもないし、そこを磨き上げられるタイプでもないって自負してたから、割とん自分がそのそういう風になれるとはあんまり思ってなくて。でもその最初に言ったいろいろ応援してくれる人だったり、辞めてから気づけた関係性みたいな中で、今、楽しく働けてるみたいにもあるから、これを絶対叶えたくて辞めましたっていうわけでもない。これを絶対やってやる!みたいな野心があったっていうよりも、やってみたらそうなんだろうな。たまたまついてきたみたいな。ラッキーだなと思っています。
【Q】十年後は何をやってると思いますか?
【A】私は何か指標を決めて、それに向かってガンガンやるぜ!みたいなタイプにすごい憧れはあったんですけど、多分そっちではないなっていう気がしていて。こう今、目の前の楽しいとか勉強してみたいみたいなのをずっと重ねていったらキャリアできてるとか未来があるみたいな。そっちの方がタイプとしてあってるなって思います。あと、未来のこと考えすぎると不安になるから、あんまり考えたくないみたいな。どうにかなるみたいな気持ちで生きています。
さいごに
僕はデザインの仕事をやってほしいなと思ったときは最初に北村さんの顔が浮かびます。
北村さんにお願いしたら北村さんも喜ぶかなという気持ちになるのですが、それってまさに北村さんが言われていた「応援したいからお願いしたいとかっていう人が結構いる」ということですよね。
関係性意外にも金銭的、精神的なセーフティーネットがあると好きなことで働くことを後押ししてくれそうということに気がつけた会でした。
次回の「あそとなキャリア人を囲む会」は、9/21(木)20:00~21:00です!興味がある方は、無料のFacebookコミュニティからどうぞ!
編集後記
北村さんのお話を聞くと、たまたまLP制作に関わり、たまたまエコラボに所属していて、たまたま制作依頼が入ってきて…と聞いていると北村さんが特別にラッキーな人に思えるかもしれません。でも、やったことがない仕事を振られたときに断らずに「やってみる」であったり、コミュニティを探して「参加してみる」であったり、北村さんの行動量が今を作っていることが分かりますよね。会社勤めをしている人も明日からマネできるヒントをいただけたと思います。北村さん、ありがとうございました!
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