『純愛教祖みかなさま』徹頭徹尾Kawaii下ネタ雨あられ
■紹介(POP)
非モテ自堕落女子「灰田笹菜」は、大学生活早々に、同じアパートの教祖「みかな」に勧誘され、怪しい宗教「純愛性交教」に入信してしまう。それから繰り返される、愛のない性交を熱望する不審なまな板(32)、疑似ロリに手を出せないロリコンなどに純愛性交を説く日々。非モテは変わらない、ただ品性が堕ち行くのみ。この者たちに果たして救済は訪れるのか?
■基本情報
著者:寿 孝太
巻数:2巻
■関連リンク(2019/11/26時点)
なし
■個人の感想
「純愛教祖ぅ?」日常に出てこない、思いも寄らない言葉に引っかかりを覚えて、本をひっくり返すと、読了した恋愛漫画にえっちシーンがないと叫ぶ教祖がいて、あぁもうこれは買うしかないなと思わされた。
4コマ漫画であるこの作品は、可愛い皮をかぶった性的な欲求不満の肉どもが、性的な自己主張を繰り返す繰り返す、ただそれだけの要素で構成されている。だがしかし、エロくはない。性的興奮を覚えるものではなく、描かれているのは「うんこちんちん」の類だ。
胸チラ、パンチラは皆無。ブラチラはあるけど健全なレベル。意図しているかはわからないが、この作品の奴らは、下品な感性を抑制する社会に染まった心を、言葉だけでひたすら殴りつけてくる。人が真剣にあれこれと、力入れてやっているのがアホらしくなるぐらい、脱力させられてしまう。ただくだらなく、そして可笑しい。
生きていて、無性に下ネタを浴びたくなった時に読みたい作品。