![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/161856394/rectangle_large_type_2_985a9289fa46384ea0b54dcaf104f976.jpg?width=1200)
Photo by
yuiyado
夫婦別姓が選択できても私は新姓を選ぶ
夫婦別姓を選択できる権利があったほうが良いという前提を踏まえて、私が結婚して良かったと思う最大の理由の1つは苗字が変わったことである。
旧姓と離れたくない人がいるのと同じで、私は旧姓からずっと離れたかった。
名前の持つパワーは底知れなくて、どんなに環境を変えても、自分が変わる努力をしても、あの頃のしんどかった家庭環境や思い出は呼び名にまとわりついてくる(もちろん楽しい思い出もあるよ)。
だから、夫婦別姓を選択したい人の「苗字が変わると自分が自分でなくなってしまう」という気持ちは、逆の意味でよくわかる。
入籍して、ぴかぴかの新姓で呼ばれたとき、やっと過去の暗い思い出を丸ごと手放して、なりたかった自分になれた気がした。
時々ひょんなことで旧姓で呼ばれると、あの頃の出来事が頭をよぎって冷やっとする。
その名前はもう、私の人生で2度と顔を出して欲しくないくらいには、私は今の私が好き。