これを読めばわかる!3扉5門Keyを徹底解説
こんにちわ、なっつんです。
今回は3扉5門Keyについて、初級・中級者向けにわかりやすく解説をしていきます。
これを読む事でこのデッキの立ち回りを理解する事ができ、また対策も立てやすくなるのではないかと思います。
かなり長丁場になりますので、見出しを活用しつつ最後までお付き合いいただけたら幸いです。
なおこの記事は2023年6月30日(ウマ娘発売後)時点での情報である事、そしてあくまで僕個人の主観でお話する事をあらかじめご了承ください。
それでは行きましょう。
前提
長文化を避けるため、一部の表現について以下の表記を使います。
基本情報
3扉5門Keyは2種類のフィニッシュ手段を搭載した、中速寄りのコントロールデッキです。
硬い山には「夏の一滴 しろは」のCXコンボによるデッキトップ操作、脆い山には「最後の夏やすみ 観鈴」のCXコンボによる合計28~31ダメージでリーサルを狙っていきます。
2023年6月の制限改訂によって山札に干渉する手段を奪われてしまいましたが、観鈴の再現性の高さや「旅路の終着点 往人」と「国崎最高!往人」+「人形劇」による面取り・山札管理性能は依然として健在なので、道中でしっかりと相手に負荷をかけて山札へ意識を向ける余裕を奪っていくことが重要です。
デッキリスト解説
カードの役割別に順番に解説していきます。
鬼の嫁入り 識
強力なメリット効果を2つ持つ常時パワー3000のカード。
同レベル帯で踏める範囲が広い上にバトル相手をリバース時に手札を1枚交換できるため、このカードを1ターン目からプレイできるだけで序盤の安定性に貢献してくれます。
非常に緩い条件でパワー4500になる上に前述の効果も相まって、相手はこのカードを実質パワー4500として扱わなければならないという点がとにかく強力です。
雪積もる街の幼馴染 名雪
主に後攻1ターン目に1枚は引きたいカード。
こちらも同レベル帯で踏める範囲が非常に広く、自身の効果で踏まれそうな他の前列キャラを手札に戻してアドバンテージを得られるだけでなく、リバース要求タイプの1連動を採用している相手には多面連動を牽制することも可能です。
千年の想い 神奈
1クロック受ける代わりに最大2枚のハンドアドバンテージを得られるカード。
効果発動後は思い出になるため後の圧縮にもつながりますし、最終盤「最後の夏やすみ 観鈴」の前提条件を満たすために記憶効果で舞台のキャラを手札に還元することもできます。
反面、パワーが最低値なのでできるだけダイレクト枠に配置しましょう。
聖女 しまこ&朱音
プレイヤーの意思で最大2枚の手札交換が可能となる強力なシステム。
クロック置き場と回収範囲は狭いものの、0コストかつどんなカードでも回収できる点が非常に強力。
手札からクロックに置くカードはどこに置いてもいいので、メインフェイズに「最後の夏やすみ 観鈴」のアラームを発動待機状態にできる点も見逃せないメリットのひとつです。
了承です 秋子
相手の前列キャラにパワー-1000を振れる山札サーチカード。
このデッキは控え室からカードを回収する性能は高い反面、山札から確実に欲しいカードを集めることが難しいので、それが気になる場合はしまこ&朱音と枚数を調整しましょう。
逆に必要ないと思うならしまこ&朱音を4枚採用してもいいと思います。
"サマードレス"うみ
こちらもプレイヤーの意思で最大2枚の手札交換が可能なシステム。
どちらの効果もストックを一切使わない代わりに回収範囲が狭い、あるいは2:1交換となるため強く使える場面が限定されるのがネック。
このカードが真価を発揮するのはゲーム終盤。
1枚で「夏の一滴 しろは」を2枚回収する動きを取りつつ舞台から消えられるため、ヒールによる消耗戦にもつれこんだ際に粘り強く戦うことができます。
旅路の終着点 往人
非常に緩い条件で常時パワー6000になり、自身のCXコンボで山札や控え室から「人形劇」を手札に加えることができます。
盤面が完成した際の面取り性能が非常に高く、このカードである程度面制圧できると後半の戦いがかなり楽になります。
国崎最高!往人
強力なメリット効果を持つドローエンジン。
人形劇を使用した際にパワー+1500と手札アンコールを付与できるため、このカードを後列に2枚配置すると旅路の終着点の正面にパワー7500or9000を要求することが可能です。
人形劇
相手ターンに控え室のキャラをストックにしつつ、3枚集中を行えるイベント。
単体ではそこそこ優秀な山札削りカードでしかありませんが、盤面が完成している場合は実質1500or3000拳としても機能するためすべての効果が噛み合った際のバリューの高さは環境随一といっても過言ではありません。
儚い夢の中 美凪
条件が控え室のCX2枚以下かつ千鳥ヒールのコストが舞台のキャラになっているクセの強いカード。
イベントを使用するとパワー10500かつ相手をリバースした際に1コストで控え室のキャラを回収できるため、「国崎最高!往人」と「人形劇」を絡めればかなりハイスペックなキャラとして運用することができます。
夏の一滴 しろは
やや前提は厳しいものの常時パワー11000のヒール持ち。
自身のCXコンボで相手の山札の上から2枚を操作する効果を持っていますが、その効果で控え室に1枚もカードを落とさなかった場合は控え室のカードを1枚回収できる最低保障がついています。
このカードを並べて耐久をしつつ相手を追い詰めていくのがメインプランになるので、道中でしっかりとリソースを稼いでいきましょう。
最後の夏やすみ 観鈴
7~8回攻撃・28~31ダメージという驚異的なリーサル性能を持ちながら、手札にこのカード1枚と対応CX、あとはコストを確保すればいいと前提条件が非常に緩い上に「国崎最高!往人」の共鳴効果に指定されているため、安定して手札に抱え続けることができます。
手札アンコールを付与するアラームも持っているため、2枚目以降をクロックフェイズのコストにして「鬼の嫁入り 識」や「旅路の終着点 往人」を維持する動きも強力。
相手が脆い山札を晒した瞬間レベル2前半ですらリーサルレンジと化す凶悪なカードですが、山札に干渉する手段を一切持たないために山札をしっかり管理されてしまうと3-0からですら詰めきれないといったこともしばしば。
あくまで「デッキに入れておくだけで相手に脆い山札を晒すことを禁止するカード」という認識を忘れずに。
本当の気持ち 杏
山札が6枚以下であればリフレッシュポイントを受けずに山札をリフレッシュできるカード。
「国崎最高!往人」や「人形劇」で一気に山札を削ることができるため、効果を発動させるのは容易です。
このカードから「儚い夢の中 美凪」につなげて盤面を一気に強化しましょう。
夏が来たりて しろは
「夏の一滴 しろは」にチェンジするCXコンボを内蔵する2500拳。
普通に助太刀として使ってもいいですし、レベル2からCXコンボを絡めて美凪と共に早出しするといった動きも可能です。
基本的には扉で回収できる5枚目の「人形劇」という認識でいいと思います。
蒼に融けて 蒼
手札のCXを控え室の好きなCXと入れ替えられるカード。
クライマックスフェイズ開始時に手札交換できるアラームを持っているため、序盤はレベル1の準備のため積極的にクロックにしてしまっていいと思います。
Keyには別の効果を持つ同系統のカードが複数存在するので、環境や自分のスタイルに合わせてそれらと入れ替えるのもいいでしょう。
立ち回り
マリガン
レベル0
「鬼の嫁入り 識」や「国崎最高!往人」の共鳴効果を使って「旅路の終着点 往人」や「人形劇」を手札に集めていきます。
「千年の想い 神奈」や「雪積もる街の幼馴染 名雪」を使う際は相手のキャラに回答する場合を除いて2パンに抑えておき、自分からゲームスピードを早めないようにしましょう。
レベル1
レベルアップ直後に「国崎最高!往人」を2枚配置しつつ「旅路の終着点 往人」のCXコンボを使って手札に「人形劇」を構えられると理想的。
サイドアタックを許してしまいますが「鬼の嫁入り 識」も人形劇を絡めればパワー7500まで伸びるので、レベル0でリバースされなかった場合は継続して運用するといいでしょう。
クロックや山札の残りCX枚数からレベル2で取るプランをある程度決め打ちし、「国崎最高!往人」の共鳴効果で必要なカードを探していきましょう。
レベル2
相手のパワーラインが一気に伸びるタイミングなので、「本当の気持ち 杏」で山札をリフレッシュしたり、1-6リフレッシュを狙って「儚い夢の中 美凪」を最低でも1枚は展開しておきたいところ。
前提が整っているのであれば「夏の一滴 しろは」のCXコンボを狙うのもあり。
美凪の千鳥ヒールのコストに「国崎最高!往人」を充てて、空いた枠に「袖下のお米券 美凪」を配置すると「人形劇」を構えずとも相手にそれなりの負荷をかけられるようになります。
この時点で相手にほとんど負荷をかけられていないと勝ち筋が細くなってしまうので、カウンターをしっかりと構えて面取りしていきましょう。
レベル3
「夏の一滴 しろは」や「儚い夢の中 美凪」でヒールしつつ、しろはのCXコンボで相手のCXを弾いたり「最後の夏やすみ 観鈴」のCXコンボで相手の脆い山札に大ダメージを与えて勝利を目指します。
美凪のヒールはクセが強いので「"サマードレス"うみ」を使ってしろはをループさせるといいでしょう。
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今回は以上となります。
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ご覧いただきありがとうございました。
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