これを読めばわかる!8電源シャニマスを徹底解説
こんにちわ、なっつんです。
今回は8電源シャニマスについて、初級・中級者向けにわかりやすく解説をしていきます。
これを読む事でこのデッキの立ち回りを理解する事ができ、また対策も立てやすくなるのではないかと思います。
かなり長丁場になりますので、見出しを活用しつつ最後までお付き合いいただけたら幸いです。
なおこの記事はBP「グリザイア ファントムトリガー」発売後時点での情報である事、そしてあくまで僕個人の主観でお話する事をあらかじめご了承ください。
それでは行きましょう。
前提
長文化を避けるため、一部の表現について以下の表記を使います。
基本情報
デッキ概略
■使用者視点
8電源シャニマスは非常にバランスのいいコントロールデッキです。
主力ダメージソースである「うらうらクルル 櫻木真乃」「今のうちは走らない 和泉愛依」を「interStellar-Stella 櫻木真乃」のCXコンボによってスタンド状態でプレイすることでタイムラグなく強力な盤面を構築できます。
恒久的なドローエンジンである「伸ばす手に乗せるのは 風野灯織」のおかげでハンドアドバンテージも確保しやすく、レベル置き場を操作する効果で愛依や「たそかれスワッグ 八宮めぐる」の経験を安定して達成できるのも強力。
電源デッキ特有の欠点である山札の質についても「ROOKIE! 市川雛菜」のトップチェック効果や「283プロダクション」である程度カバーできます。
全体的に高い水準でまとまっている代わりに良くも悪くも道中のキャンセルに翻弄されるのが難点。
迅速に盤面を完成させて相手の自由が利く時間を短くするように心がけましょう。
■対面視点
デッキのポテンシャルと道中のキャンセルへの依存度が高いデッキです。
盤面を作られる前にどれだけクロックを積めるかで攻略難易度が大幅に変わるので、このデッキに焦点を絞るのであればアグロデッキや早めのミッドレンジデッキなどを使用することを推奨します。
パワーラインについては自ターン特化とバランス型の2/2を2枚ずつ採用している関係でよほど上振れない限りパワー10000超が2面以上並ぶことは稀ですが、最低限真乃(1連動)や愛依(2/2)の数値(6500-7500)には対応できるようにしておきましょう。
レベル2以降前列に展開されるレベル3のパワーは11000-12500とそこまで高くなく、助太刀を安定して構えられるわけではないので確実に踏んで対処していきたいところ。
特にめぐるはレベル3以降のみとはいえCXコンボ級のリーサル性能を保有しているので危険です。
今回のデッキでは紹介していませんがアタックするだけで追加ダメージを与えられる「メイ・ビー 和泉愛依」についても同様に迅速な対処が求められます。
デッキリスト解説
レベル別に順番に解説していきます。
■レベル0
マイ・ピュア・ロマンス 桑山千雪
CXをプレイした際に手札に戻せるカード。
CIP効果でデッキトップ2枚の順番を操作できるので1回目のトリガーチェックで電源をトリガーすることを防いだり「ラブラフラビッツ 樋口円香」のXの値を固定することができます。
去年末のショップ大会で配布された「しじまに華ひととき 櫻木真乃」の方が強力なのですが、現在高騰してしまっているため今回は構築難易度を下げる意図も含めてこのカードを選出しています。
サクサクの縁側~ 和泉愛依
CIP効果で先払いのルーター効果が使えるカード。
このカードの効果で電源でプレイしたいカードを控え室に送りながら、電源へアクセスしていきます。終盤に283プロダクションを引き込むために使うことも。
パワーも常時3500と高いため、レベル0の攻防はこのカードに任せてしまっていいでしょう。
ジャンプ!スタッグ!!! 芹沢あさひ
自傷サーチカード。
状況に応じて必要なカードへアクセスしつつ、自身のスペックで相手キャラに回答することができます。
セピア色の孤独 福丸小糸
ゲーム開始時からツインドライブが使用可能なカード。
自ターンのみではありますがパワー3500と高いスペックを持ち、踏まれた際に記憶2以下なら思い出になる効果も持っているので無駄がありません。
準備OK 市川雛菜
立ち集中。
脆い山札を一気に削る唯一の手段であり、その役目を終えた後は舞台から消えながら控え室のカードにアクセスできるのが優秀。
集中がヒットしても手札は増えませんが、山札の中から電源でプレイしたいカードやドローしたくないカードを引き抜けるので状況によっては序盤にお世話になることもあります。
ラブラフラビッツ 樋口円香
ストックを使わずに手札を交換できるカード。
回収できる範囲はデッキトップのカードのレベル依存になりますが、電源デッキのため高数値をめくりやすくなっていることや大体集めるカードは低レベル域のカードなのであまり気になりません。
■レベル1
伸ばす手に乗せるのは 風野灯織
自ターン中全体パワー+1000できるカード。
レベル置き場にカードが置かれた際にキャラ限定の4ルックを行うことができ、自身の起動効果によるレベル置き場操作で毎ターン起動できるため安定してリソースを供給できます。
注意点として上記の効果は1ターンに1回しか発動しないこと。
誤って2回使用してしまうとCS等の大型大会ではマッチロスとなるのでダイスやポケカのUSEDマーカーなど物理的な補助道具で目視管理しておくのを推奨します。
interStellar-Stella 櫻木真乃
電源でプレイしたキャラをスタンドさせられる1連動。
レベル置き場に黄のカードがあると常時パワー6500になるためこのカードの対面にも圧力をかけられます。
CXコンボには控え室のキャラをストックにするモードも備わっているので盤面完成後にも役割を持てるのが優秀。
■レベル2
今のうちは走らない 和泉愛依
電源でプレイするカードのうち攻撃担当のカード。
自ターン中パワー12500となるため電源デッキやレベル2で盤面を作るコンボデッキに対して強く出ることができ、不確定ではあるもののCXをプレイした際に舞台のキャラを手札に還元することができます。
盤面完成後も電源をプレイ後にこの効果を先に解決すれば盤面を崩すことなくハンドアドバンテージを得ることも可能です。
うらうらクルル 櫻木真乃
電源でプレイするカードのうちバランス担当のカード。
経験3を満たすだけで常時パワー10000+ツインドライブと舞台に依存せずに高いスペックを発揮します。
非電源デッキ相手にはこちらの方が有効打となる場面が多いです。
サンセットスカイパッセージ 八宮めぐる
相手の早出しキャラを焼けるカード。
使用コストが1コスト+舞台のキャラ1枚と破格の安さですが、自分のキャラが4枚以上いないと使えないことと焼いたカードがストックになってしまう点は留意しておきましょう。
■レベル3
たそかれスワッグ 八宮めぐる
このデッキのフィニッシャーその1。
レベル置き場に3色のカードを用意する必要がありますが、達成するとCXを持ちいらずに3連動級のリーサル効果が開放されます。
自身も常時パワー11000のため場もちが良く、電源で早出ししても面取りとしての役割が持てます。
ROOKIE! 市川雛菜
レベル比例応援。
自分がダメージを受けた際にトップチェックを行える効果によって被弾率を減少させることができます。
特に現環境は1~2ダメージを複数回与える3連動を使うデッキが多いため、このカードをプレイするだけでアタックダメージをキャンセルできる確率が飛躍的に上昇します。
ばりうまかブルース 月岡恋鐘
自分のキャラが4枚以上で早出し可能になるカード。
テキスト自体はよくあるストックヒール持ちのカードですが、基礎パワーが9000あるので1連動など自ターン中高パワーになる低レベルのカードに耐性があります。
ONSTAGE? 黛 冬優子
このデッキのフィニッシャーその2。
めぐると同様常時パワー11000ですがこちらはCXコンボで追加ダメージを与えられるため、電源で早出しした際に盤面を強化したりリーサルの準備をしながら追加ダメージを与える機会が生じます。
レベル2でどちらをプレイした方がいいかは時と場合によるので、基本的な立ち回りを習得したらこのあたりの切り分けに目を向けるといいでしょう。
Beautiful Sunset 白瀬咲耶
電源でプレイすることで相手にプレッシャーをかけられるカード。
自分のクロックが6枚の状態で相手のアンコールステップを迎えると全回復するという強烈な効果を持っているため、相手はこちらのクロックを6枚にしないようにアタック順番やソウルを調整する必要が出てきます。
特に打点が細くなりがちな電源ミラーにおいてレベル2から配置するだけで相当なプレッシャーを与えられる一方、非電源デッキ相手には盤面干渉札で対処されやすいので無駄打ちにならないように気をつけましょう。
立ち回り
マリガン
■使用者視点
レベル0とCX2種がキープ対象です。
基本的に引いた電源は極力キープしますが、レベル0が一切引けていなかったり控え室に有効となるカードが用意できない場合は真乃(1連動)の対応のみキープして他はマリガンします。
このデッキでかなり難しい部分になるので、使い方に慣れながら自分なりの正解を見つけていきましょう。
■対面視点
前列向けのキャラのパワーラインが高い相手です。
相手ターンにパワー4000になったり、移動できるカード以外は踏まれる想定で序盤のプランを組み立てましょう。
ゲーム全体の試行打点を高く保ちたいので、1連動の対応CXを多めに抱えてダメージレースで優位に立つマリガンも有効です。
レベル0
■使用者視点
愛依(オバスペ)や円香のCIP効果で控え室に電源でプレイしたいカードを用意しながら山札を回していきます。
この間に灯織を電源でプレイできていると理想的ですが他の電源デッキのように山札から控え室に送り込む手段がないので過度な期待は禁物。
あさひのCIP効果では灯織や真乃(1連動)をサーチしてレベル1の1ターン目で強い動きを作れるようにしたいですが、状況次第でいくらでも変化します。
ここもこのデッキの難しい部分なのでデッキを回していく中で感覚を掴んでいきましょう。
■対面視点
可能な限りスローゲームに持っていきたいデッキなので無理のない範疇で序盤から積極的にアタックして準備期間を短くしましょう。
相手の盤面対応力は高いですが一方で量を揃えるのは難しいので、踏み漏らしに賭けて後手1ターン目から3パンするのも有効です。
レベル1で2色発生した状態を作りたいデッキなので0-5や0-6でターンを返すとスキを作りやすいです。
レベル1
■使用者視点
灯織をプレイして真乃(1連動)のCXコンボで愛依(2/2)や真乃(2/2)を前列にプレイして盤面を構築していきます。
1-0で1ターン目を迎えた場合はCXや真乃(1連動)・灯織のプレイ、真乃(1連動)の経験達成等、二者択一となるものが多いのであさひがあればCIP効果で自傷して赤と黄を発生させるといいでしょう。
相手のデッキが盤面と打点どちらを重視しているのかによって愛依(2/2)や真乃(2/2)のバリューが変わります。
舞台のキャラや控え室のカードから読み取って適切なカードを舞台に出しましょう。
■対面視点
舞台に出てくるキャラの質が格段に上がりますが、真乃(2/2)以外は1連動等を用いれば対処可能なパワーラインになっています。
とはいえアンコールによって継続的に圧力をかけられるといつかは息切れするので、あまり付き合いすぎずに自分のペースで戦っていきましょう。
レベル2
■使用者視点
この辺りで2周目の山札に突入するはずなので、雛菜を電源で後列に配置して被弾率を軽減して巻き返していきます。
トリガーした電源では「ONSTAGE? 黛 冬優子」やめぐるなどフィニッシャーを展開し、対面に処理を強要するように盤面を作って二択をしかけましょう。
相手が盤面干渉札を用意できそうにないシーンでは「Beautiful Sunset 白瀬咲耶」をプレイするとプレッシャーをかけられます。
■対面視点
雛菜が舞台に出てくると重めの打点期待値が著しく落ちるため、可能であればバウンスや焼き等で早々に対処しましょう。
トリガーした電源等で展開されるレベル3はいずれもフィニッシャーばかり。
すべて踏む勢いで臨みたいですが付き合いすぎると相手の思うツボなので、自身のデッキのリーサルレンジやそのためのリソース・山札の状態等を加味して対応の有無を選択しましょう。
咲耶が舞台にいる場合はクロックが6枚にならないようにアタック順やソウルに気を使うのも忘れずに。
早出し特殊相殺や別領域へ送る効果等を当てるだけで無力化できるので騒がれてるほど驚異的なカードではありません。
レベル3
■使用者視点
冬優子のCXコンボやめぐるのアタック時効果で相手を追い詰めます。
よほど道中で大勝ちしていない限り非電源デッキのように追加ダメージを量産できるわけではないので、雛菜の効果や283Productionでリーサルダメージをいなしつつ2ターンかけて詰めるイメージを持つといいでしょう。
■対面視点
道中で相手に楽をさせていなければ大量のリーサルダメージを押し付けられることはないでしょう。
ですが相手も雛菜の効果や283Productionでリーサルダメージを拒否しやすくなっているため、可能であれば盤面に干渉してケアしていきましょう。
対戦動画
第19回SSSS杯 VS8枝一花
第31回福福杯 VS8扉青ブタ
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今回は以上となります。
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