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焚き火の感情

 日々皆様お疲れ様です。見える事、見えない事別にずっと楽して生きる事は出来ません、肉体的であれ、精神的であれ、皆様本当にお疲れ様です。

 唐突ですが、人間の感情は喜怒哀楽だけでは有りませんよね。何とも言えない感情は確かに存在しています。それは言語にまだされておらず定義もされていない物ですが、確かに存在しています。

 この前、夜一人で誰も居ない中、余った廃材で焚き火をしました。寒くも無く、暑くも無い夜にぼーっと焚き火を眺めて居ました。あの時の感情を私は言葉で表す事が出来ません。気付けば私は涙していました。行く宛ても、誰に向けた物でも無い無意識の涙です。もちろん悲しくも有りませんでした、何かに感動していたわけでもありません。私の心は何かに揺れているのですが、その心は一体何に揺れているのか全く分かりません。定義されていない感情に思考が追いつきません。

 思考は何故涙が出たかを必死に脳内検索しますが、心当たりも全く無く、切なくも不安でも無く、怒りも喜びも有りませんでした。ただ焚き火をぼーっと眺めているだけです。むしろ無心に近い状態で炎と同様に心を自由にゆらゆらさせていました。涙は止め処なく溢れ、下手すれば嗚咽しそうでした。でも居心地は最高です。凄い自由の中、私は煙と同様に空へ浮かんでいきそうなぐらいふわふわとしていました。

 文章でも書いて、一体何の感情だったかを分析しようと思いましたが、完全に宛てが外れました。結局あの感情を私は何と名付ければ良いか分かりません。

 皆さまも是非一度焚き火をぼーっと眺めて見て下さい。またその際に涙が出てしまった方、同士です!

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