災害『ぶたのしっぽ』ゲーム(あそび方)
はじめまして!福岡県北九州市を中心に、あそびながら防災について学べる講座やイベントを展開している「あそぼうさいin北九州」です。
このnoteでは「あそぼうさいin北九州」が子どもたち向けに開発した「あそぼうさいゲーム」を紹介していきます。
第1弾となる今回は、子どもたちにいつも大人気の『災害「ぶたのしっぽ」ゲーム』をご紹介します!
このゲームでは、何気ない日常の中で予期せぬラッキーや突然の災害が起きるということ、地震が起きた時や緊急地震速報が鳴った時には、部屋の中の安全な空間(安全スペース)に急いで避難することをあそびながら体験します。
用意するもの
・災害『ぶたのしっぽ』カード(晴れ・雨・曇り・ラッキー・地震の5種類)
・早押しボタン ※早押しボタンは使わなくてもあそべます
カードは無料でダウンロードいただけますので、ご自由にプリントアウトして使ってみてください。
あそぶ前の準備
・カードのマークが見えないように裏向きにし、トランプゲームの「ぶたのしっぽ」のように机の上に丸い形で並べます。
・早押しボタンを、部屋の中の「安全スペース」に設置します。「安全スペース」とは、部屋の中で物が落ちてこない、倒れてこない、移動してこない空間のことです。
あそび方・ルール
① 順番に1枚ずつカードをめくります
②同じマークが2枚つづけて出たら、カードにタッチします。一番早くタッチした人が、場に出ている全てのカードをもらえます。
③「ラッキー」のカードが出てきたら、前のカードのマークが何であってもタッチします。一番早かった人が、場に出ている全てのカードをもらえます。
④「地震」のカードが出てきたら、「安全スペース」に避難して「早押しボタン」を押します。一番に押せるように、急いで逃げましょう。
⑤丸く並べたカードが全部なくなった時に、カードを一番多く持っていた人が優勝です
ゲームのねらい
このゲームは、何気ない日常の中でラッキーなことも起きれば、突然災害が起きることもあるという、不確実な状況をたのしく疑似体験できるように考えました。
ある日突然やってくる地震や緊急地震速報。そんな時に、とっさの行動を取れるかどうかが自分の身を守ることにつながります。
「地震」のカードに固まるな!「安全スペース」へダッシュ!しましょう。
子どもたちは、「いつくるかわからない」ハラハラドキドキ感、できるだけ素早く行動するという競争がたまらないようで、毎回大盛り上がりの『災害「ぶたのしっぽ」ゲーム』です。
ゲームの位置付けとワンポイントアドバイス
輪の中のカードを取りたいんだけど、ピンポンも押したいという双方への気持ちがドキドキ感を生むゲームです。
子どもたちへの指導のなかで、突然起こる地震に対してはたった数秒の行動が命を分けるということを伝えていただきたいと考えています。