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【防災学習】山の形ボール投げ (あそび方)

水は必ず低い方に流れます。地形から考えて、災害の起こりやすい場所が
あります。

今回ご紹介するゲームは、土砂災害の中でも広範囲に災害を起こしてしまう
「土石流」を実感できるあそびです。

用意するもの

・谷の形に折り曲げた段ボール or 板

・上記の谷を置くテーブル

・ボール(たくさん)

・かご×3個

図1

あそび方

①はじめは、谷の真下のかごを「当たり」として、ボールどんどん投げてもらいます。(どんどん入ります!)

②次は、谷の真下のかごをハズレにし、両側を当たりとしてどんどん投げてもらいます。(なかなか入らない・・・)

③みんなが投げたボールは、実は雨を表わしていることを説明します。

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指導時のポイント

水は必ず低い方に流れていきます。

山には、尾根と谷があります。段ボールを一緒に見ながら説明しましょう。

谷には水が集まってくるため、土砂災害が起こりやすく、おそろしい土石流が特に心配です。昔から「谷の下は気をつけろ」とよく言われてきました。

(下の写真は平成26年広島)

図1

それでは、自分の街の山を見てみましょう!木々の色が違ったり、でこぼごしていたり季節によっても色んな表情を見せてくれます。

「谷」は長い年月をかけて形成された自然の摂理です。

このゲームと説明を通して、大雨の際に危険な場所や気を付けなければならないことを学ぶ機会にしています。

図1

土石流のメカニズム

土砂災害にも様々な種類があります。

急な斜面が崩れるのが「がけ崩れ」、地下水や地層の関係で地面が流れ落ちるのが「地すべり」です。

「土石流」は、谷や沢に水が集中的に流れることによって発生します。ハザードマップを見てみると分かりますが、「土石流」は「がけ崩れ」よりも、広い範囲で災害が想定されます。これは流れる水の力によるものです。

いきなり土砂や岩が転げてくるわけではなく、最初は水がすごい勢いで流れていき、だんだんと泥交じりの色に変わっていき、土砂や岩が流れてくるようになります。

場所や状況によっては家ごと流されてしまう怖い災害です。

図1

ゲームの位置づけ

自分の街の自然と向き合うことは、生活していくうえで絶対に必要です。

こうしたあそびを通じて、物理的なメカニズムを実感してもらえたらと願っています。

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