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コラボで覚醒!これが宝剣の最適解!
《英知と追撃の宝剣(エターナル・ソード)》
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本題に入る前に、私の推しについて軽く語らせてください。
2004年9月18日、「DM-11 聖拳編(エターナル・アームズ) 第2弾 無限軍団の飛翔(エターナル・ウェーブ)」で初収録された(デュエル・マスターズWikiより)このカード、10年以上デュエマを続けている私が愛してやまない呪文であります。調べてみると、同期も錚々たるメンツでした。
・《魂と記憶の盾(エターナル・ガード)》
・《ダイヤモンド・ブリザード》
・《ロイヤル・ドリアン》
・《陰謀と計略の手》
・《冒険妖精 ポレゴン》
・《エマージェンシー・タイフーン》
・《次元の霊峰》
驚くべきことに、今弾はデュエマにおいて初めて多色呪文が収録されたエキスパンションだそうです。歴史の転換点に登場しただけあって相当なぶっ壊れ能力ですね。「ハンデス」と「ランデス」という、基本どんなデッキにも有効な戦術をたった1枚で担うことが出来る、まさに最強の呪文!
(あくまで個人の意見です。)
その凶悪性が徐々に露呈していき、登場から約5年後の2009年4月15日に殿堂入りしました。しかし、当然時代の流れと共にインフレが進みます。エターナル・ソード以上に汎用性の高い呪文の増加や環境の高速化によって、環境で見る機会は全くと言っていいほど無くなりました。
こんなに強い呪文がどうして・・・
ピン投でも活躍できるだろ・・・
そう思ってた時期が私にもありました。
前述した通り、エタソ以外に強力な多色呪文が増えたことと、環境が年々キルターンの速いデッキで埋め尽くされたことが、想像以上に厳しい現実でした。無理やりオボロティガウォックやボルコンのような準ハイランダーデッキに入れて遊ぶくらいが関の山でした。
そんなエタソも、約14年後(←え?)の2023年3月20日に遂に殿堂解除されました。あの時の感動は未だに忘れません。環境がどうかは関係なく、このカードを最大枚数使えることが本当に嬉しかったです。当時スクランブル・チェンジと同時に解除されたため、二重で驚きましたね。
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にじさんじコラボ始動 最強の相棒現る
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さて、ここからはにじさんじコラボパック『異次元の超獣使い』にて収録される個人的大注目カードについてご紹介します。
委員長こと月ノ美兎氏とのコラボカード、《偽りの月 インターステラ》でございます!
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墓地からのスペルサイクリカ、マナからのソーシャル・マニフェストⅡ世、今までエタソを打てるクリーチャーの代表格にはこの2枚が挙げられていたと思います。しかし、2025年、遂に「手札」・「墓地」・「超次元ゾーン」の3つのエリアからエタソを発動できるクリーチャーが現れました。しかもエタソと同色で扱いやすい青黒、ブレインスラッシュなど数多の蘇生呪文と相性が良いのもポイント高いですね。
なんならブレスラ再録されるらしいのでデザイナーズコンボでしょうねw
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しかし、ブレスラを使用した踏み倒しではスペルサイクリカ等と同様、エタソを1ターンに1回しか打てませんよね。せっかくインターステラに攻撃時効果があるんだから、どうせなら1ターンに2回ぐらい打ちたいですよね?
最速4ターン目、4破壊4ランデス!?
ここからが本記事で一番伝えたかった事!!!
皆さん《「祝え!この物語の終幕を!」》という呪文をご存じでしょうか?
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こちらのカードを使用した代表デッキは『祝えサイクリカ』でしょうか。上手く決まればワンショットが可能な非常に完成度の高いデッキ、このカードはその立役者となっていました。
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3ターン目に《ブレイン・ストーム》などのデッキトップを固定できるカードを使って《祝え》をトップに仕込み、4ターン目にビビッドローで《祝え》を打ちます。ここからは手札さえ揃っていれば、
・《祝え》→サイクリカ→革命チェンジSF→SF効果で手札から《祝え》→手札に戻ったサイクリカをもう一度出す
・ザーディクリカ→《祝え》詠唱→ザーディクリカ増殖
といったことが可能です。回したことがある方なら分かると思いますが、このデッキはカードを引く手段が多いのでザーディクリカ増殖は結構起こり得ます。
このギミックをそのままインターステラにも適用できると考えた私が今回辿り着いたデッキ、それが『祝えインターステラ』です。
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出来る限りガチ環境に寄せたカジュアルデッキといった具合でしょうか。そのため最低限コンボデッキに対して牽制が出来るメタクリーチャーを2種類積みました。まずは動きを簡単に説明します。
①2ターン目
《蝉ミンミン》or《お出ましだッチ》で、山札から2枚目に《祝え》を仕込む。(3ターン目の場合はデッキトップに)
②3ターン目
メタクリーチャーを召喚
③4ターン目
ビビッドロー4で《祝え》詠唱→インターステラ
登場時エタソ発動(超次元ゾーンへ)→SAのインターステラで攻撃→
超次元からエタソ発動(山札下へ)
最速4ターン目エタソ2回詠唱!!!4破壊4ランデス!!!
それでは順番に採用カードを紹介させていただきます。
《赤い稲妻 テスタ・ロッサ》
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デッキを組む上で火文明単色があまりにも少な過ぎたため、《祝え》と色がカブっているメタクリーチャーである彼を採用しました。なお現環境で暴れているメクレイドには一切刺さらないことには目をつぶることとします。
《異端流し オニカマス》
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こちらは青黒コンプレックスにも採用されているので、現環境でも通用するメタカードと言えるでしょう。今も昔もメタクリーチャーの筆頭カマスさんです。やっぱり選ばれないのがシンプルに強すぎますね。
《レーホウ・衛・デカッチ/「暴竜爵様のお出ましだッチ!」》
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サイクリカを回収出来たり、運が良ければダンテやラブも回収出来る便利カードです。しかもこれが任意効果なため、回収せずにデッキ4枚を好きに操作することが可能です。この構築内では最もデッキをいじれるカードなため4投必須枠だと思います。
《マジック・A・セミプーロ/閑かさや とにかくブレイン 蝉ミンミン》
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アグロに対し受け札として活躍できる、2種目の山札操作カードです。こちらもレーホウと同じく4投必須枠です。
《「祝え!この物語の終幕を!」》
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インターステラにSAを付与させ、呪文を2回打てるようにする夢のカードです。とにかく「最速」を目指すならこのカードが最適解と考えられます。当然4枚採用、絶対に3ターン目までに引きたい・・・。
《ブレイン・スラッシュ》
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現代デュエマを語る上で欠かせない蘇生呪文。環境では5cザーディクリカ以来見なくなったものの数多のコンボデッキに採用される超便利カードです。このデッキにおいては使い回しもしやすいため4枚採用しました。
《英知と追撃の宝剣》
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お待たせしました。本デッキのメインギミック、試合中この呪文を何回打てるかが鍵となります。《祝え》→《インターステラ》から繰り出される前代未聞の4ターン目4破壊4ランデスは是非やりたい。当たり前のように最大枚数採用!
《偽りの月 インターステラ》
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エタソを覚醒させ、このデッキを完成させてくれたカード。
水闇・コスト7・ブロッカー・ジャストダイバー・コマンド、全てにおいて可能性の塊である。《祝え》から出るとSAジャストダイバーで攻撃することが出来るのが本当に素晴らしい。
初動価格予想は・・・1枚1000~1500円(願望)かな・・・
《カラカラ・警・ルピア/「ここはお任せだッピ!」》
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ブレスラやエタソを墓地に落とせるドローソースであり、火単色として採用しました。この枠は《オンセン・ボイラー》や《勇愛の天秤》、《バーニング・フィンガー》などが候補に挙がりました。ボイラーにすると多色が多くなってしまうと考えたため、ここではカラカラ3枚採用のデッキを紹介しました。デカッチで拾えるので、その辺も無駄なくシナジー形成出来てるんじゃないかなと思ってます。
《龍素記号 Sr スペルサイクリカ》
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本記事では3枚採用していますが、実はこのカードもこのデッキにおいては選択枠です。元々『祝えサイクリカ』をベースに作成しているためサイクリカをそのまま採用しましたが、正直なところ、再現性をより高めたいならノイズになってしまうのではないかとも考えています。ただでさえ《祝え》・《インターステラ》・《エタソ》の3枚コンボで手札を圧迫しているのに、追加でサイクリカ→ダンテorラブを狙おうとするのは非現実的すぎますよね。せっかく最速でランデスが決まったとしても、与えられた猶予を有効活用出来なければ意味がないので、おそらくこの枠はコスト5~6のカードか受け札を採用する方が堅実かもしれません。
《音卿の精霊龍 ラフルル・ラブ/「未来から来る、だからミラクル」》
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皆さんお馴染み汎用呪文ロックドラゴンちゃんです。まぁ、サイクリカ入るならこのカードも入りますよね。しかし採用枚数は1~2枚です。このデッキは序盤妨害からの中盤ビートダウンで詰めるプランなため、後半戦はあまり運に頼りたくありません。インターステラから呪文面を打てるから一見相性が良いように見えますが、そもそもインターステラがドラゴンを持っていないため腐りやすいのです。とはいえこれ1枚でラッカゴスペルのような呪文主体のデッキは詰むため、2枚程度は入れ得だと思います。
《時の法皇 ミラダンテⅫ》
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《祝え》→《サイクリカ》→《ダンテ》と繋がれば半分ゲームエンドですね。でもこのデッキはそれを目指しているわけではございません(重要)。ラフルル同様、揃えばラッキーハッピーくらいに考えておきましょう。
入れ替え候補
《超躍の絆》
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ブレスラとの入れ替え候補になります。
ブレスラは場に自分の青黒クリーチャーが存在したり、墓地に何かしら落ちてないと、どうしても中途半端な性能になってしまいます。一方でこの新カード《超躍の絆(メビウス・リンク)》はGS(ガード・ストライク)を持っているためほぼ確定で相手の打点を1つ減らせます。環境的にもGSの立ち位置が良いため、よりガチデッキにチューニングしたいならこっちを採用する方が強いと思います。また、《祝え》→《インターステラ》で2回詠唱すると2ハンデス4枚ドロー6体破壊(←?w)が可能なので、オーバーキルにも逆転の一撃にもなれます。
《メテヲシャワァ・ヲヲロラシアタァ》
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こちらはサイクリカとの入れ替え候補になります。
忘れられがちですが、このカードに書いてあることは相当強いです。そもそも《祝え》とはデザイナーズコンボであり、4ターン目にビビッドローで《祝え》を唱えてヲヲロラシアタァを出すと、終了時《祝え》の効果でデッキトップに行ったヲヲロラシアタァは5ターン目にほぼ確定でアタッカーになってくれるのです。実質5コスSAのブロックされないT・ブレイカーは破格です。しかも一番下の効果は単騎マグナムを彷彿とさせる能力、このデッキでは、期待値的にコスト6以下のクリーチャートリガーまでなら封じられるんじゃないかなと思います。
《Dの博才 サイバーダイス・ベガス》
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これだけ7コス以下の呪文を採用しているので、呪文ロックさえなければ如何なる場面でも輝きます。アグロデッキにはベガスをマナ置きし「ベガスがトリガーするかも・・・」と思わせるだけで十分牽制になります。また、D2フィールドを使用するデッキが近年絶滅危惧なため、むしろ追い風になってるとさえ言えそうです。
あとがき
いかがでしたでしょうか。
以上が私の考える現代エタソの最適解、『祝えインターステラ』の紹介になります。3月15日、発売日が楽しみですね。早く実物を手に取ってデッキを組みたいです。
・・・と、その前に2月28日に殿堂発表があるんでしたね。そちらも同様楽しみです。現環境はアナカラーマルル・青黒コンプ・マーシャルループ・デイガファイアーバードの4種が代わり番こにTier1を奪い合っているため、とてもにじさんじコラボカード達が入る隙がありません。私自身最近は時間の都合で大会に出れていないのですが、なんとか色々情報収集した上で殿堂予想の記事を投稿しようと思ってます。
以上、docでした。
ここまで閲覧いただきありがとうございました。
宜しければ、他の記事もご覧いただけると嬉しいです。