むれ to オサム 2冊の絵本が重なって
koto-asobi 絵本専門士です。
子と
個と
事、コト。。子と遊び!!
〜キモチを見つける絵本を紹介していきます〜
世の中には様々な群が有ります。 絵本:むれ
ひろたあきら 作 発行: 株式会社 KADOKAWA
タイトルは 蟻のむれ。
ひつじのむれ 1匹だけ 毛がありません。 きりんのむれ 1匹だけ 首が短いです。 さかなのむれ 1匹だけ 骨です。 とりのむれ 1匹だけ 走ってます。 本文より
種別としての群の中に 他と違う1匹がいます。
イラストの中からその1匹見つける、発見する楽しさ。
思わぬ群に 笑ってしまったり…
群れの中に 一つ違うものを見つけることは なかなか面白く テンポもよい。
シンプルな展開に心地よい流れが入り込んでくる。
***この絵本を読んで巡らせたキモチ***
そもそも 群れとは 群がり 集団 職場 学校 クラブ 世代 年齢 …
家族 親族 それらの分類 〜それ自体 興味深い考察対象〜
絵本の中の展開は 群れの中の一つ違うものを見つけていくが、
本来 人工的なものではない生命体であれば
全て 一つ一つ同じではない。
みんな違う。
あらためて違いを受けとめ、それ自体を面白く 興味深く感じられる絵本。
繋がって
他の生き物と共に オサムは生きている。 絵本:オサム
文:谷川俊太郎 絵:あべ弘士 発行:童話屋
オサムという名の ゴリラ。
オサムは いばらない。 オサムが夜 みんなの布団を敷いている。 オサムが 遠くの山を眺めている。 オサムのことを 誰もがいい人だというが オサムは 自分がいい人だとは思っていない。 オサムは今日も 慎ましく生きている。 〜本文より〜
***この絵本を読んで巡らせたキモチ***
そもそも
イイヒト って どんなヒトだろう。
慎ましく:控えめな生活 謙虚に生活することか。
そういったことは イイヒトの要素か。
慎ましさとは どんな生活だろう。
心の中の欲と対話
必要と無駄
自分の中の最小限必要なものを知ること
必要なものの中で生きる。
足るを知る
一日一生
その心持ち
慎ましい生活の基で 心と身体が元気でいられること。
それは喜びの素。
そして自らと上手く向き合えること。
。。。 全てはイイ気を生み出す為に。。。
イイヒトって
イイ気を生み出して 関わる周りの命に イイ気を配ることかな
楽しい気分 ホッとするキモチ 話したいなと思う気持ち 何か気分いいな〜を
贈れる人かな。。
群
の中でも ひとり ひとりは違う。
それぞれの 足るを知り
それぞれのイイ気を生み出し その気を 周りの命に配り生きる
オサム
2冊の絵本が重なって 芽生えたイイ気持ち。。
群れの中でオサムの様に 生きてみたい。