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こころの灯火

koto-asobi  絵本専門士です。


8月が終わる頃、

その年の

夏のおわりを意識する。


夏のおわりの

夜から朝へ向う時間。

姿はみえぬが、

ちいさき虫たちの声を聴き、

秋がちかいと意識する。。



。。夜が深まり 様々な音が去る ささやかなひと時。。

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まばたき

意識しますか。



まばたき

作: 穂村 弘

絵: 酒井 駒子

発行: 株式会社 岩崎書店



頁を捲る。

オノマトペ と 絵が 引き合う。

左から右へ   オノマトペ と 絵。

その逆の転じも含め 流れに誘導されるまま

心がしんみりと 定まっていく。


しーん、  カチッ、  はっ、  ちゃぽん、、、


みつあみちゃん。(表紙の少女)

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無意識的な まばたき    その一瞬の様



。。この絵本を読みめぐらせたキモチ。。



刻々と 止まらず進む 時間軸。

意味とも意識せぬ ゆらぎ。。

次への瞬間へとむかう。 トク、 トク、 トク、

身体の奥で響く 心臓の音

生かされるまま 足早に過ぎる。

無意識だった時を想う。

刻んだ記憶に 時を寄せ まどろみながら

よみがえる心情と再会する。 確かに感じたことがあった。

甘く、  苦く、、  よみがえらせた こころの灯火は

温かく 柔柔と 和む。

心臓が トク、 トク、 トク、 と 先へとむかう。

まばたきする瞬間に 心をおく。

耳を澄まし、 気配をつかまえて、

心に刻もう。。。




そして

みつあみちゃんは

まばたきの間に




老婆と化す。

 

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