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危ないっ!と言わなくていいキャンプ「asobi基地キャンプ・春2017」レポート
こんにちは。フリーランスキッズ&ベビーシッターの池田香織です。
asobi基地キャンプって、どんな感じ?と聞かれたら、私は『生きる力を身につけられる場所』と答えるでしょう。
2泊3日コドモもオトナも充分にカラダを使い、気が済むまであそび、大勢の仲間と共に食事をし、テントで眠る。
一見当たり前の1日の行動かもしれませんが、これが大自然の中だと大きく違うのです。
転ばないバランス感覚
八木キャンプ場はデコボコした砂利の上を歩きます。
この不安定な場所を歩くことによて体幹が鍛えられヨチヨチ歩きの子もバランス感覚を身につけ、はじめは危なっかしかった足どりも帰るころにはスタスタと歩けるようになったり、転んで顔を擦り剥けば次からは手が先に出ることでしょう。
オトナも砂利の上を歩くと足のツボが刺激され、普段の不健康度合いがわかったり(笑)
川には流れがあるので足の指にギュッと力をい入れて踏ん張るという普段意識していないカラダの機能を使います。
研ぎ澄まされる五感
そして自然にはつきものの風や雨を体感し、視力・聴力・嗅覚・味覚・触覚の五感を敏感に感じとれるようになる!!
風の音を聞き寒ければ防寒具を着たり、焚き火の近くはパチパチと音がしてあったかいということを知り、火の見えない炭もオトナが「熱いよ」と言わなくても熱いものだとコドモたちも認識できるようになります。
ワイルドな食事
外(キャンプ場)で普段の声量では反響しないので、自然とお腹に力を入れて声を出さなければなりません。
というか、勝手にでているのです。
もちろん笑い声や泣き声も普段の生活より大音量。
そうすることによって、当然お腹も減る。
キャンプの夕食は暗くなる前から準備を始め、BBQでは八木キャンプ場近くで養殖をしているヤマメの塩焼き。
こちらのヤマメはとても食べやすく、子どもたちにも大人気!!
「普段、自宅では鮭の切り身しか食べないのに、おかわりした!!」
と親御さんから嬉しい声も。
普段とは違う異年齢での交流、お外でのワイルドな食事がお子さまの食感覚を刺激するのでしょうね。
美味しい食事の準備は、誰が号令をかけたわけでもないのにワラワラと集まってきてペチャクチャおしゃべりしながら楽しく始まります。
「ねぇ大根の皮どうする?」
「よーく洗って皮も入れようよ!」
普段ご自宅でどうやって調理しているかなんて各家庭でわからないですものね。
こんな時に得意分野の情報交換ができたりします。
お腹が空いたら自分で作る。
これは生きるために最も重要なこと。
みてるだけだと多人数の場合「弱肉強食」。
引っ込み思案の子もこの時ばかりは前へ出ていかないと食べたい味などは、取り損ねてしまうことも。
これも生きる力。
おもちゃがなくともあそべる創造力
そして私が何よりも好きなのは、創造力を発揮してあそびをつくりだすこと。
今回最年少の1歳児さんは、お母さんと紅茶のティーパックでお店やさんごっこを楽しんだり、幼児さんたちは、夜のお散歩で拾ってきた大きな枝を、次の日巨大アートに。
1人1人が考えそのアイディアをスタッフがサポートしながら大作のテントが完成。
コドモの創造力は無限大。
ゲームやおもちゃがなくても、2泊3日、目の前にあるものを使って創造力を養えます。
しゃぼん玉あそびの時にあるお母さんが作ってくれたバブルスネイクスなるもの。
ペットボトルの飲み口から15cmくらいのところで切り、その切り口をガーゼ地のやわらかいタオルで覆い輪ゴムで留めあとはしゃぼんの要領でガーゼ地に液をつけてフーッ。
するとモコモコモコモコと長〜い泡ができてこの形が蛇のように見えることからバブルスネイク。
このアイディアは素晴らしく、子どもたちも大喜び。
これら全てのことが2泊3日キャンプであそんでいるだけで勝手に身についてくるのです。
オトナが教えるのではなく、コドモが自ら体感することで「危ない」と言わなくていいキャンプがここに完成します。
そしてなによりもasobi基地でのキャンプは全てのオトナがキャストのように、コドモたちを大切に見守っているからこそ、コドモたちが本来持っている個性を最大限発揮できる場になるのでしょう。
大井川流域で最高のアトラクション「あぷとライン」記念乗車
なんと言っても春キャンプの目玉は、土砂崩れにより一部運休し922日ぶりに全線開通した南アルプスあぷとラインにみんなで乗ってきました。
小さな赤い車体がのどかな茶畑や民家の横をガタゴトガタゴトと走り、全開の窓から新緑の風を感じ、トンネルに入ると本当にヒンヤリ。
乗車中にお弁当も食べて特別感満載でお腹も心も満たされ、降車後はあぷとラインをみんなで盛大にお見送りしました。
夏のキャンプでは今年もトーマス号に乗れるそうですよ!!
自然を全身で感じられ、コドモが自ら生きる力を身につける2泊3日のasobi基地キャンプ、是非一度体感してみてください。
やみつきになりますよ。
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