asobi基地を通して、こどもの世界をのぞける場所をつくりたい。そしてその先に願うこと。
【 キャストコラム No.22 】
はじめまして!新潟チームリーダーをしています、 原 知恵子(ちーちゃん)です!
6年前に、東京から縁もゆかりない新潟へ移住し、6歳の女の子と、1歳の男の子の子育てをしながら、フリーランスの保育士として活動しています。
私は、保育園で現場保育士をしていた時から、ずっと思っていたことがあります。
それは、大人はこどもを誤解しているということ。
こどもはこどもっぽいものが好きなわけじゃないし、
こどもはおもちゃで遊ばないし、
こどもは大人が遊んであげる必要もないし、
こどもは教えて育てなければならない存在ではない。
こどもは大人と同じ本物が好きだし、
こどもはなんでも遊ぶ道具にできるし、
こどもは自分で遊びを創りだせるし、
こどもは自ら学び勝手に育っていく存在である。
このことを大人たちに伝える事ができたら、子育ては楽で楽しいものになるのに!
こどもたちは自由でスクスクとした育ちができるのに!
そんな事を考え、道を探していた時に、asobi 基地に出会いました。
asobi 基地は、こどもの世界をのぞける場所。
『大人』とか『こども』ではなく『人間』を知る事ができる場所。
ゆるやかな繋がりの中で、自然に表現とコミュニケーションが生まれる場所。
私の探していた道を見つけた!と思いました。
即行動! asobi基地を新潟へ呼ぶ。
これだ!と思ったら即アクション!
代表の舞ちゃんへラブコールをしてみると、資金や場所、人などなど課題がたくさんあることが判明...
諦めるしかないか…と思いきや、仲間が見つかったことでエンジンがかかりました。
そして、さらに、区の補助金を見つけたのです!
どうやって仲間を見つけたかというと、、、まずは、とにかく喋る!(笑)
「私、こんな事したいんだー!」と、いろいろな人に語りまくりました。
すると、「それいいね!」「楽しそう!」「一緒にやりたい!」と共感してくれる人が現れたのです!
そして次に、「何かやりたいならこんなのあるよ〜」とお金や場所の問題を解決できそうな補助金の存在を知らせてくれる人も現れました。(これが世に言う引き寄せってやつ?!)
見つけた補助金は、『課題解決きらめきサポートプロジェクト』という住民提案型事業の募集でした。
選考は書類審査とプレゼンという、主婦にとってはとってもドキドキのチャレンジ!
当日は0歳だった息子を背中に背負って、緊張とベビーの体温で大汗かきながらのプレゼンとなりました。
子連れ母の必死感が伝わったのか、背中のベビーの可愛い寝顔が功を奏したのか、プレゼンは成功!予算を獲得することができたのです。
ということで、保育マークイベント&asobi 基地新潟開催実現!
こんな流れで新潟で初のasobi 基地開催後、メンバーと一緒に舞ちゃんに熱望して、新潟チームを発足させたのでした。
諦めなければ、なんだってできますね!
asobi 基地って何するの? というよくある大人からの質問。
”よくある質問 ”というコーナーにしたくなるくらい聞かれる、「asobi 基地って何するの?」という質問。
「大人もこどもも主体的に自由に遊ぶんだよ〜♪」と答えますが、もちろんこれでは伝わらないのです….
なんでかなと考えてみると、
自由が ” 何か ” を、大人が知らないから…自由に遊ぶ空間の魅力にピンとこない。
でも、参加した大人が必ず言う言葉があります。
「こどもより私が夢中で遊んじゃいました〜!」
私自身もそうでしたが、なかなか子育て支援センターでは、親は自由に遊べず、支援センターから帰って来ると、どどっと疲れを感じたりしていました。
「こどもより私が夢中で遊んじゃいました!」という言葉に込められた、開放感や心から楽しいと感じた感覚。
その感覚は、普段気づかなかった不自由さに気づいたり、いつもは何も思わなかった習慣や決まりごとに違和感を感じたり、自分に心地よい選択をしたくなったり、自分らしく生きる生き方のスイッチを押してくれます。
スイッチが入ると自由の価値に気づき、自分の自由も自分以外の人の自由も大切にできるのです。
なぜ、今、新潟にasobi 基地が必要だと思うのか?
子育ての苦しいところや、親の悩みはどこからくるのでしょう?
私は、親としてオール5の通知表(完璧)を目指すからかな〜と思っています。
「良い悪い」や、「正しさ」を基準に考えたり、親としてどう評価されるかを考えたりすると自信がもてず、苦しくなります。
そんな苦しさを感じている人こそ、asobi基地を体験してほしい!
asobi基地には、「完璧な人間(大人もこどもも)はいない」という前提があります。
それは「良い親とはこうあるべき」とか「子育てはこうするべき」とか、「こういう時はこうせねばならない」とか、「こどもにはこうさせねばならない」とか、ベキベキした堅いものやネバネバした気持ちの悪いものがないということ。
「私もあなたも完璧じゃないから、これでよし」
そんな風に感じられるゆるゆるとした余白が、こどもの自由な発想と表現を引き出し、大人たちにたくさんの気づきをくれるんです!
asobi 基地は、自分にも相手にも自由を許せるようになる、人(自分も他者も)を信頼する力を育てる事ができる場所だと思います。
「みんなが自由にすごせますように」
これは我が家の長女が5歳の誕生日のロウソクに願ったことです。
自由が大切だと知っている彼女の願い。
きっと、asobi基地が叶えてくれることでしょう。
そして、その先には平和な世界が広がっていることでしょう。
そう思って、私はasobi基地を新潟で広めていきたいと思います!
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