見出し画像

ツリーハウスづくり ラッキーどんぐりと無心の美

昨今の暑さで、子どもたちと外で遊べない夏が過ぎ、10月の連休の初日に久しぶりにツリーハウス作りを開催する事ができました♪


いつもは国道沿いの居場所に遊びに来ている子達が参加してくれました。
大きく伸びた雑草を抜いてもらったり、思い思いにやりたいことをやる時間がスタート。

マンションが立ち並ぶ地域に住んでいる子たちなので、虫一匹一匹にすごく反応があります。

これは蜘蛛を見ているところ。
「巣を張り巡らせてエサをとるタイプの蜘蛛と、自ら動いて捕食するタイプの蜘蛛がいる」との説明に聞き入る子ども達


「ラッキーどんぐり見つけた!」と教えてくれました。

幼児向けキャラクターのアニメで、帽子をかぶったままのどんぐりは「ラッキーどんぐり」という話があるみたいです。
この日はそれを知らなかったので、いいネーミングだなと思って聞いていました。

見つけたこの子も、すごく嬉しそうでした。



地面に錆のすごいハサミが落ちていて、それを磨く子。

基本的にあまりプログラム立てしない活動とすることにしています。

その理由は、こんな風に土や草のある場所で自由に遊ぶということが、一番できていない事なんじゃないかなと感じているから、というのが大きいです。

日本財団さんの報告ページより

2018年にPLAYTANKが約300人を対象に行なった外遊びに関するアンケート結果。平日2時間以上外で遊ぶ子どもはわずか9パーセント、親世代やシニア世代と比べると圧倒的に少ない。画像提供:NPO法人PLAYTANK

子どもの頃わたしが住んでいたマンションは、目の前に大きな空き地があって、そこで放課後はバッタを取ったりして遊んでいました。
今は、そんな風に自由に出入りできる原っぱというのが全国的にも大幅に減っており、子どもたちは用意された場所で決められた遊びを提供されることが多いように感じています。

むすびえの理事長、湯浅さんの講演を聴いたときも、同じような話をしており、昔は有刺鉄線を乗り越えて勝手に遊べていたような場所が、そこで何か起きたときに「管理者責任」が強く問われる社会へと変わっていき、どこもかしこもしっかりと柵でおおわれるようになってしまい、結果、子どもたちが気ままに過ごせるような場所というのは昔と比べて激減しているとの事でした。


ちょうちょを真剣に捕まえようとする大人
捕まえられた?

また、この日は近隣の児童施設、はちビバ(子ども・若者育成支援センター)からも小学生低学年の子が遊びにきてくれました。


ひたすらに工具で木材を叩いて遊んでいるのが印象的でした。

以前作った柵の一部分を取り外した関係で、その柵についたままの釘を抜く作業を行っていて、最初はそれを手伝う、と言って一緒に作業しようとしたのですが、思いのほか釘を引き抜く作業は力が必要で、低学年の子には難しく、朽ち果てそうになっている木の枝をトンカチで思いっきり叩き潰す、という遊びをずっとしていました。


工具も重さが様々で、重い道具や軽い道具、それぞれに持ち替えて、何回も何回も、そして色々な種類の木を叩いていました。
最終的には、土台にしていた木の板もまっぷたつ… 笑

その、こわす、割る、という作業をしているときの集中っぷりがすごく良かったです。無心の美。

大きな音が出るし、ちょっと危なっかしいし
なかなか、こんなこと出来ないもんね、思いっきりやっとき~! という心情で見守りました。

普段の国道沿いの居場所を開催していても思うのですが、子どもたちがエネルギーを発散できる時間や場所が全然ないなと感じていて
普段の居場所でもサンドバックを導入しています(笑)

思いっきり叩いていいよ!と言うと皆大喜びで、男女関係なくやるし、結局叩いている時間って数分だったりするし、発散すると落ち着くのか、お友達と揉めたりする回数が減るようにも感じています。

子ども用のサンドバックはamazonやドン・キホーテなどで2千円代で買えるのでオススメです^ ^



柵についた釘を抜く作業をしていたら「お手伝いしたい」と来てくれた子



虫が怖い怖いと言っていたけれど、1時間後には捕まえた虫を見せに来てくれた女の子



いつも、体力は消耗しますが(笑)
かけがえのない時間を一緒に過ごせているように思っています。

はちビバ(子ども・若者育成支援センター)の井垣館長に大変お世話になりました。(ほとんど釘を抜いて頂いたりもしました…^ ^;;)

ありがとうございます!!!

□□□□□□□□□□□□□□□

◎あそび場だっとっち 
活動パンフレットができました♡
ご希望の方は office@dattochi.jp まで、お送り先、ご住所をお知らせください
HPからもPDFでご覧いただけます。

ランドセルを置いたら遊びに来てね!八王子市横山町の子どもの居場所です

参加費無料です

https://asobiba-dattochi.studio.site/

◎NPO法人dattotti home

「あそび場だっとっち」はNPO法人ダットッチホームが運営しています

https://dattochi.jp/

#750円からのお菓子の寄付

遊びに来てくれた子ども達と、見守りボランティアの大人がジャンケン

子どもが勝つまでじゃんけんして、お菓子を3つプレゼントしています♪

Amazonほしいものリスト

(居場所に適したお菓子リストです)

https://amzn.asia/49TJbkP