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#1:アリンコ道中記はじめました。
と言う訳で、会社を設立してから2年半が過ぎ、そろそろ出来ていなかったことをちゃんとやろう!と思い立ち、『アリンコ道中記。』なるものを書き始めました。
この『アリンコ道中記。』は株式会社アソビアリにまつわる、あれやこれやを書き綴った雑記みたいなものです。
自己紹介が遅れました。株式会社アソビアリ代表の小野です。
さて、なぜアリンコかと言いますと、アソビアリだからアリンコなわけですが、去年のとあるイベントで、とある大手企業の偉い人と久しぶりに会いまして、その際に「あれ、なんて会社だっけ?アリンコだっけ?」と言われたことがありました。まあ、そりゃ何千億円も稼いでいらっしゃるような大企業からしてみれば、吹けば飛ぶような会社ですからアリンコとは言い得て妙です。でも一寸の虫にも五分の魂とも言いますし、獅子身中の虫とも言いますし、ちっぽけなアリンコでも、いやちっぽけなアリンコだからこそ、できることあるだろうと、そんなアリンコの足跡を残しておこうと思った次第でございます。
さてさてそんな『アリンコ道中記。』第1話目のテーマは、
「会社を作ってみて思ったこと」です。
アソビアリは2022年7月に設立しました。
早いものでもう2年半。
会社を作ろうと思って作ったわけですが、設立当時、しっかりと”こんな会社にする!”という計画は無く、割りとふわっと会社を作ってしまったのです。フリーランスでも良かったのですが、なんか会社の方がいいかな。そんな気分で作った会社でした。
会社を作ったことなどなかったので、とりあえず、まずはどうやって会社をつくるのかから始まったわけですが、思いのほか簡単に会社は作れてしまい、思いのほか簡単に社長になれてしまいました。
そう、社長になるにはお金さえあればなれるのです!
そうして、とりあえず名刺を作り、とりあえず会社のホームページを作り、とりあえず仕事をいただくこともでき、とりあえずアソビアリは動き始めました。とりあえず、とりあえず、と、とりあえずばかりですが、そう、今にして思えば、本当に”とりあえず”だったのです。
とりあえず1期目は無我夢中で何とか終えることができたのですが、2期目に入り、ふと我に返りました。
「あれ?アソビアリって何の会社なんだ?いやいや、そもそも自分のやりたいことって、いや、自分ができることって何なんだ?」
2期目は模索から始まりました。
そして思いました。
「そっか、やっぱり起業する前にちゃんとこういうことって考えないといけないんだな」と。
若かりし頃に、一度だけ起業しようと思い立ったことがあり、当時大変お世話になっていた経営コンサルタントの方に、起業セットをいただき、まずは事業計画をつくってみなさいと言われて、挫折したのですが、それから20年ほどたって、あらためて足りていなかったのは、その事業計画でした。
事業計画。
会社員時代に、いやと言うほど目にして、いやと言うほど振り回されて、いやと言うほどわかっていたつもりの事業計画。
更に言うと、私に足りていないのは、事業計画以前の事業企画だったのです。
いや、良くそれで会社作ったねと、本当にそう思います…
そもそもは会社を辞めて、フリーランスのプロデューサーとしてやっていければいいかな、くらいに思っていたのですが、やり始めて思ったのは、フリーランスというものの危うさでした。仕事をいただけているうちはいいのですが、でも、その仕事もいつまで続くのかはわからない。次に好条件の仕事がもらえれば良いですが、その保証は何も無い。しかもそれだと会社を作った意味もほとんど無い!
端的に言えば、見込みが甘かったのです。
もっと言えば、後先を考えていなさ過ぎたのです。
たまたまそんな折りに、昔ご縁のあったHEROZさんにひろっていただき、2期目早々に、アソビアリは副業となりました。
そしてあらためてアソビアリは何の会社なのか、私は何がしたいのか、私は何ができるのか、問い続ける毎日が始まりました。
次回「そうだ、事業企画を考えよう」へ続く。